普天間飛行場におけるPFOS等を含む処理水放出時の公共下水道桝から汚水を採水した水質調査の結果について

更新日:2021年09月10日

1.経緯

 令和3年8月26日、在沖米海兵隊から午前9時30分よりPFOS等を含む処理水を宜野湾市公共下水道へ放出を始めたと連絡があったことを受け、下水道施設課は、PFOS等を含む処理水の水質を確認するため、米軍普天間飛行場から公共下水道へ排出される公共桝から汚水を採水し、水質調査を行いましたので、その結果を公表いたします。

 公共下水道を管理する宜野湾市上下水道局としましてPFOS等を含む処理水は、従来どおり焼却処分等により、適切に処理して頂くよう、国等の関係機関へ要請しているところです。

2.採水日時

令和3年8月26日(木曜日)午前11時10分

3.採水地点

4.調査結果

調査結果
項目 単位 結果 備考
PFOS ng/L 630 調査結果については、「環境基本法に基づく環境基準の水域類型の指定及び水質汚濁防止法に基づく常時監視等の処理基準について(平成25年3月27日環水大水発第1303271号)」に準じ、有効数字2桁(3桁目切り捨て)としているほか、合計値はいずれかの物質が検出下限値未満の場合は検出下限値を用いて計算している。
PFOA ng/L 36
PFOS+PFOA(ng/L) 670
PFHxS ng/L 69

※上記調査結果は、米軍普天間飛行場内全体から排出される汚水が集約されているため、米海兵隊PFAS廃水処理システムによる処理水のみの調査結果ではありません。

しかし、去る7月13日に米海兵隊PFAS廃水処理に係る現地説明において、事前に説明を受けた処理水のPFAS濃度値と大きく乖離した想定外の調査結果となっていることから、大変遺憾であり、今後の対応を検討して参ります。

また、米軍普天間飛行場内の今回の処理水を含まない通常の汚水についても、水質調査をする必要があると判断し、改めて、同地点からの採水を行い水質調査の結果についても、公表する予定です。

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