家庭的保育事業実施について

更新日:2020年06月30日

投稿内容

 私は幼児と親子の食育活動等の事業を行っています。
 地域にも食育の必要性をお伝えするためにも、保育への導入を考え活動しております。講座で各施設に出向いておりますが、もっと日々の中で食育を取り入れた保育を実施できればと、以前より食育的保育施設を構想していました。
 事業所内保育所としてまず実施できれば、と県へ相談したところ私の方は個人事業で従業員も少なく、待機児童解消が目的なので、大きな企業が優先で少人数保育だと事業所内保育は難しいので、市町村で行っている家庭的保育事業に相談してみたらどうか、と案内をされました。
 さっそく宜野湾市の子ども企画課へ相談をしたところ、家庭的保育事業に内容はあてはまるが、宜野湾市として取り組んでいない、小規模保育事業は現状申し込みも多く進められない、とのお答えでした。私どもの仕事は昼間なので産休復帰の方の応募も多いのですが、赤ちゃんの預け先が決まっていない、保育所が決まっていない、という方も多く、その方たちを受けれる体制もできずに、雇用も増やせず保育実施も出来ないという現状困っております。
 内閣府の子ども・子育て本部や厚生労働省の保育課にも相談しましたが、市町村が取り組みを進めてくれない限り出来ない、との返答でした。これから自身の子育てのことも考えると心配です。あらゆる方向での子育て支援を掲げるだけでなく、実際に行って欲しいです。相談の際は家庭的保育事業はハードルが高いので取り組んでいない、とのお答えで、詳しい内容は聞いていないので、もしかして私が希望するように実施するのは難しいかもしれませんが、声を潰すのではなく、可能性があるならば、ここからスタートできる宜野湾市の体制であってくれたら有難く思います。
 どうぞ、待機児童解消のために大きなところだけを取り組む、というのではなく、ニーズに答えた子育て支援をお願いいたします。
 ぜひ、県内で先駆けて家庭的事業保育への取組みを始めていただき、その際にはご連絡をいただきたいです。ご検討と早い対応をお願いいたします。

回答

子ども企画課(電話番号098-893-4411 内線373) より回答

 この度は、貴重なご意見を賜り、誠にありがとうございます。
また、回答が遅れましたこと、併せて、面談の際には、説明不足によりご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。ご投稿を受け、早急に待機児童解消の為の受け皿づくりに取り組まなければならないと改めて痛感しているところです。
 さて、「家庭的保育事業はハードルが高いので取り組んでいない」という部分につきましては、「ハードルが高い」という表現を用い、誤解を生じさせたようですので、訂正いたし、改めてご説明申し上げます。
 ご投稿の通り、2歳までの低年齢かつ少人数の子どもをきめこまやかに保育する家庭的保育事業という市町村の認可事業が存在しております。このような事業に関しても、子育て環境を整えることや保護者の選択肢を増やすなどの意味において重要であると感じております。
 家庭的保育事業は、

  1. 5名以下の子どもをお預かりする規模の小さな事業であること
  2. 保育に従事する者(家庭的保育者)は、保育士等の資格を有していても別途研修を要することという、他の事業と異なる特徴を持った保育事業でございます。

 平成28年4月1日現在、本市では、待機児童が243名おります。この状況を改善するため、平成29年度末を目途に待機児童を解消するということを最優先課題として位置づけており、保育施設の整備につきましても、基本的には認可保育所や小規模保育事業等を中心とした整備により保育の受け皿を確保している状況であります。また、併せて保育に携わることのできる人材の総数を増やすということを目的として、保育士資格を有していない者が小規模保育事業で働くことができる「保育従事者」の養成を行う研修を実施しております。
 保育の量的拡充と質の確保を進めると同時に、保護者のニーズにあった保育事業の展開も必要であると認識しており、家庭的保育事業等の実施により、保護者の選択が増えることが望ましいと感じております。
 今後、本市の子ども子育て会議の中で意見を拝聴し、家庭的保育事業の規模や実施時期を検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

この記事に関するお問い合わせ先

秘書広報課 市政広報係


〒901-2710
沖縄県宜野湾市野嵩1-1-1
電話番号:098-893-4411 内線2411