お家で楽しむ「リモートミニデイサービス」

更新日:2021年05月06日

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1.実施団体

嘉数ハイツ自治会

2.事業内容

コロナの影響でミニデイサービスの開催が困難となったため、オンラインで行う「リモートミニデイ」を実施し、高齢者の健康増進を図る。
期間:令和2年10月~令和3年2月までの毎週木曜日(4回/月)
会員登録上は21名(年度当初)。常時来ている方9名(73~96歳)
以下の3つの活動を行った

(1)ミニデイをリモート配信 ミニデイ会場とミニデイに参加できない方の家を繋いで、リモー トで参加してもらった。(13回) 1回あたり1~2名、計6名(70~81歳)の方がリモートで参加した。

(2)ミニデイの参加者へリモート・機器、タブレットの講習(1回)
今後、起こりうるミニデイの休止に備え、タブレットやzoomアプリの体験会を実施した。

(3)会員各家庭でのリモート(4回)(コロナでミニデイ休み中)
緊急事態宣言に伴い、ミニデイサービスも2週間の休止が決定された。そこで普段ミニデイに参加している参加者にタブレットを貸し出し、それぞれの自宅からミニデイに参加した。4~5家庭つなぐ。

 

3.事業の効果

(1)ミニデイをリモート配信

自宅からリモートで参加した方は延べ13名であった。1人当たりの参加回数は1回参加が3名、2回参加が1名、4回参加が2名であった。高齢者でも経験を重ねることでリモートでのコミュニケーションを楽しむことができた。

(2)タブレットやzoomアプリを使ってみよう

普段からミニデイに参加している9名の方が参加した。はじめは「難しい」と言っていた高齢者も、スタッフのサポートを得ながら、積極的に操作するようになった。zoomアプリ以外の動画配信アプリや地図アプリにも興味を持っていて、「もっと知りたいと思った」「楽しかった」という声を頂いた。

(3)緊急事態宣言をリモートミニデイで乗り切ろう

緊急事態宣言が発令された翌週から、それぞれの自宅から参加するリモートミニデイに切り替えた。これまでのリモート体験のおかげで、自宅にタブレットが配布されても慌てることなく、楽しく参加していた。夫婦で参加してくれた方や、タブレットの操作に関して、家族にサポートしてもらう場面も見られた。

4.活動を通して見えてきた今後の課題

・新たなミニデイの参加方法としてリモートが1つの選択肢になりうる。
・高齢者でも経験を重ねることでリモートでのコミュニケーションを楽しむことができた。
・リモートでミニデイ参加者とその他の区民との世代間交流を図りうる可能性がある。
・自治会行事やイベント、さまざまな講和等を区民向けに配信することで、これまでとは異なる自治会活動への参加を促すことが可能である。
・ICT操作スキルを得られるような勉強会・体験会を何回か持つ必要がある。かつ、地域全体の底上げを図ることに繋げられる。
・模索・検討しながらの事業の実施でしたが、「株式会社アンドン」代表の盛長氏の全面協力により、機器からその操作、トラブル対応に至るまでサポートを頂いた。
・コロナ禍だからこそ「情報でつながる地域まちづくり(役所・自治会・市民が情報でつながる)」の実現の可能性は大いにある。
・今回の事業は本当にやって良かった。参加者全員が喜んでもらっている。
 

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