令和3年度 学生がデザインするまちづくり講座 第15回ニュースレター 【最終発表会】

更新日:2022年02月03日

タイトルトップ

令和3年度「学生がデザインするまちづくり講座」

この講座は、宜野湾市と琉球大学が連携して実施するまちづくり講座です。

自治体職員や地域で活動する方の講話、宜野湾市のまち歩き(フィールドワーク)などを通して、高校生、大学生、社会人が宜野湾市の地域課題や地域資源を発見し、解決策や地域活性化策などを主体的考える実践的な講座となっています。

※本講座は、琉球大学が実施する「初級地域公共政策士」資格取得のための履修科目の一つとなっています。

事業実施の経緯

琉球大学では「沖縄産学官協働人財育成円卓会議」の提言を踏まえた人材育成に取り組んでいます。その一環である「初級地域公共政策士」資格プログラムにおいて、「自治体のお題解決プログラム」を実施しています。

令和元年度に、琉球大学と宜野湾市の包括連携協定に基づき、宜野湾市をフィールドとして講座を実施しました。

宜野湾市の近隣には、高校や大学など多くの学校が立地していることから、宜野湾市の人財である若い学生の力を活かしたまちづくりが提案されました。

その提案を受け、令和2年度より琉球大学と宜野湾市が連携して「学生がデザインするまちづくり講座」を実施しております。

令和2年度からは、高大連携の一環として宜野湾高校にも協力いただき、高校生、大学生、社会人が共にまちづくりを考える講座を実施しました。

令和3年度においても、多様な団体と更なる連携を図り、市民協働のまちづくりを推進していきます。

第15回 最終発表会

1月25日、「学生がデザインするまちづくり」の最終発表会が、オンラインで行われました。最終発表会には受講生に加えて、宜野湾市役所職員など合わせて39名が参加しました。

受講生は昨年10月から1月まで、15回にわたり、市職員の講座やフィールドワークなどで地域の課題を検討し、3チームが課題解決への企画を提案しました。

zenntai1

1.「大山ターンムを次世代へつなぐ ~宜野湾市の地域資源を継承し、愛着を育む~」

チームAは、宜野湾市の資源である大山田いもをテーマとしました。生産者が減少している大山田いもを次世代へ継承させるため、市内の中学生や高校生、大学生などが農業体験をしながら、農作業をサポートする「大山田いも農家学生サポーター」を提案しました。チームでは、実際に田いも農家へのヒアリングなどを行って解決策を考えました。

syasina1
syasinna2

2.「ぎのわんスイーツコンベンション」

チームBは、宜野湾市にはスイーツ店が多いことから、「スイーツのまち」として発信し、まち全体を活性化させることを提案しました。事業者、若者、行政のプロジェクトチームを立ち上げ、スイーツフェスティバルの開催や、特産品を使った商品開発、また、SNSで情報発信すると割引になるキャンペーンなどの実施を提案しました。さらに、コスト面や運営方法を検討し、実現可能性の高さも提示しました。

syaisnnb
syasinb2

3.「人材から広がる活気のある宜野湾市のまちづくり」

チームCは、「交流と活気に満ちあふれた町」を実現するため自治会の活用をテーマとしました。自治会を活性化させるために、自治会活動に協力する市内事業者を認定する「地域貢献認証制度」や、SDGsの目標を取り入れた活動など、インパクトのあるイベントの実施を提案しました。若い市民が多く加入することで、交流が活発になり、活気に満ち溢れた宜野湾市になると発表しました。

syasinnc1
syasinnc2

発表会には、関係部署の市職員らも参加し、多くの意見交換が行われました。

受講生の皆さまは、授業時間以外も、地域の方にインタビューを行ったり、チームで話し合いを進めたりと、宜野湾市の地域課題解決策の考案に一生懸命取り組まれていました。

本授業のテーマは、「学生が参加したくなるようなまちづくり」でしたが、どのチームも若い学生の視点をとりいれたとても素晴らしい企画内容でした。

この授業をきっかけに、学生と社会人などが協働で取り組む、市民協働のまちが実現していくことを期待しています。

zenntai2-1

琉球大学公式ホームページ

この記事に関するお問い合わせ先

市民協働課 市民協働係


〒901-2710
沖縄県宜野湾市野嵩1-1-1
電話番号:098-893-4497

みなさまのご意見をお聞かせください
このページの内容はわかりやすかったですか
このページは見つけやすかったですか