令和5年度地域づくり事業活動団体【沖国大生による大学周辺渋滞緩和の取り組み】
団体名
沖縄国際大学学生環境委員会
事業名
沖国大生による大学周辺渋滞緩和の取り組み
助成額
443,653円
事業概要
沖縄国際大学周辺の渋滞緩和を目的に、学生目線のアイデアによる取り組みを行い、大学周辺の交通環境の改善を目指す。駐車場空き状況を知らせるシステムの開発や、渋滞を起こさない工夫を考えるワークショップの開催し、環境系展示会「エコプロ2023」で成果報告を行う。
活動内容
駐車場空き状況監視システムの開発
カメラ映像からの物体認識技術を利用して、駐車場の出入り口を監視し、通過する車両の台数から、駐車場の満空車状況をモニタリングするシステムの開発に取り組んだ。ソフトウェア面の開発と、これを野外に設置するために機材を収める筐体の作成を行った。
ワークショップ「"Jam! Session"」
沖縄国際大学が抱える交通問題として、駐車場の利用状況、公共交通の利用率に関する資料を読む勉強会を実施した(2023年 6~8月)。大学をめぐる交通問題に関するシンポジウム(2024年1月12日、沖縄国際大学3号館)を開催し、渋滞解消と温室効果ガスの排出削減における公共交通利用の意義を谷田貝哲 氏(「バスマップ沖縄」主宰)に講演頂いた。併せて、本事業の一年間の成果発表を行い、今後の方針について議論を行った。
エコプロ2023への参加
環境系展示会 エコプロ2023(東京ビックサイト、2023年12月4-6日)に参加し、企業、地方公共団体、大学・専門学校等のブースを回って、それぞれの取り組みを学ぶとともに、本事業の活動内容について紹介し、また、連絡先交換を行った。
活動効果
駐車場空き状況監視システムの開発
カメラ画像から通過する車両の台数を計数するシステムを開発した。障害物がなければ、十分な認識率が得られることがわかった。このシステムを野外に設置するために必要な耐候性を備えた筐体を作成した。バッテリーと太陽光パネルを設置し、外部電源がない場所での稼働を可能とした。WiFi中継器を使い、カメラ映像を解析用の電子計算機へ転送する仕組みとした。このシステムを試験し、駐車場出入口での通過台数を計数できることを確認できた。
ワークショップ「"Jam! Session"」
活動計画としては、学内に広く呼び掛けた連続ワークショップの開催を企図していたが、この活動にあたる人員を十分確保できず、学生環境委員会内での勉強会を行う形となった。過去の調査結果を読み込み、駐車場の満車率の時間帯推移や、本学への通学における公共交通の利用率などを共有した。シンポジウムとして、公共交通の専門家である谷田貝哲氏を招き、バス通学の意義を学び、併せて本事業の活動成果を報告し、開発した装置の実演を行った。26名の参加者を得た。全体のディスカッションでは、本事業への貴重な意見(警備員の方々との連携の提案など)が得られた。
エコプロ2023 への参加
選抜された3 名の学生をエコプロ2023(2023 年12 月、東京)へ派遣した。各企業・団体のブースを巡り、名刺交換を行い、見聞を得るとともに、本事業の資料を手渡し、活動内容を紹介した。沖縄セブンイレブンや琉球大学などとの交流関係を作ることが出来た。
この記事に関するお問い合わせ先
市民協働課 市民協働係
〒901-2710
沖縄県宜野湾市野嵩1-1-1
電話番号:098-893-4497
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更新日:2024年07月24日