令和6年度地域づくり推進事業活動団体【スペシャルキッズ祭&支えるママ応援マルシェ】

更新日:2025年07月29日

団体名

沖縄こどもSmileプロジェクト

事業名

スペシャルキッズ祭&支えるママ応援マルシェ

助成額

485,829円

事業概要

イベントを通して、スペシャルキッズの実情を来場者に理解してもらうために、専門家を招いて講演会を開催し、社会全体で支えられる仕組みを構築する。また、スペシャルキッズの活躍の場、地域住民と交流できる機会を作り出す。

活動内容

スペシャルキッズ祭~地域で繋がり、地域で育つ!共生社会実現に向けて~

実施日:令和6年12月1日 11時~16時

 12月1日に市立はごろも小学校体育館にて、スペシャルキッズ祭を開催した。

イベント内容は、舞台パフォーマンスが7団体、ママ癒しブースや展示ブースなどが16ブース、はごろも小学校PTAによるバザーとゲームコーナー、飲食店が10店と沢山の方々の協力のもと開催することができた。

イベントは、医療的ケア児、難病児、発達障がい児、自閉症などのスペシャルニーズを抱えるスペシャルキッズと、その「子ども達を支える家族」等を対象にし、病気があっても楽しめる事を目的とした。また、はごろも小学校で開催することで地域の子ども達や保護者との関わりや、病気と闘う子ども達を「知ってもらう」機会となった。

イベントのサブテーマである「見て!聞いて!感じて!体感しよう!」のとおり、舞台パフォーマンスでは、病児の子ども達もダブルダッチを体験したり、手遊び歌では会場が一体となって盛り上がったり、最後はハンドベルやタンバリンなどを持ち、地域の子ども達、スペシャルキッズの子ども達が一緒に舞台で演奏するなど、音楽などを通して、病気があってもできることは沢山あることを知ってもらえる機会となった。

ゲームコーナーでは、はごろも小学校PTAの皆様が車椅子やバギー(座位の維持が困難な子たちのための車椅子)を使用する子ども達でもできるようなゲームを考え、工夫し、楽しませてくれた。

イベントでのボランティア参加者は30人で、保育学生をはじめ、宜野湾市議会議員6人が参加。イベント来場数は1000人以上となった。

ママ就労サポート講座

実施日:令和6年10月22日〜11月19日

病児・障がい児・医療的ケア児(以下、スペシャルキッズ)のママを対象とした就労サポート講座(オンライン)を実施した。

●対象者との交流会:10月22日(火曜日)13:00〜

●講座実施日:

10月29日(火曜日)13:00〜(90分)講師:岩崎朝子さん(グラレコ・イラスト)

11月5日(火曜日)13:00〜(90分)講師:平田直子さん(ハンドメイド販売)

11月12日(火曜日)13:00〜(90分)講師:金城真知子さん(セミナー講師)

11月19日(火曜日)13:00〜(90分)講師:北原千穂さん(福祉事業所経営者)

●参加者数:15名〜27名

●事前アンケート回収:64名

●アンケート回収:16名

事前にSNSで対象者に告知とアンケートを実施。事前アンケートでは、「これまでの経験や資格、趣味を活かした働き方サポート講座があったら参加してみたいか?」の問いに対し9割の方から「はい」という回答があった。

本講座では、スペシャルキッズを育てながら働く上での考え方を始め、就労や起業に向けたヒントや具体的なアドバイスを提供した。

また、参加者同士の交流を通じて、情報共有や励まし合いの場を創出した。

医療的ケア児保育園交流会

実施日: 令和6年12月11日

会場:ゆうわ認定こども園

参加者:

●ゆうわ認定こども園 5歳児 34名

●ままいー(西原町/児童デイサービス)利用児 6名(1歳〜4歳)

●関係者・保護者(ボランティア参加)・職員

 

本交流会は、医療的ケアを必要とする子どもたちと健常児が共に遊び、学ぶ機会を提供することを目的に開催。以下のプログラムで実施。

 

(1) 開会の挨拶

沖縄こどもSmileプロジェクトの川頭が「見た目は違っても、みんな同じ子ども。共通点を探してほしい」と挨拶し、交流の意義を説明した。

 

(2) 交流会

前半: コーナー遊び(20〜25分)

●ままごと遊び、パズル遊び

●紙コップでタワー作り

園児たちがリードしながら、ままいーの利用児もそれぞれの遊びを楽んだ。

後半: リトミック(15分)

●音楽に合わせて体を動かす

●座ったままでも参加できるプログラム

ままいーの利用児もリズムに乗り、楽しい時間を過ごした。

 

(3) 絵本の読み聞かせ

「ぼくのおとうとは機械の鼻」の読み聞かせを行い、障がいについて考える機会を提供。

 

(4) 閉会の挨拶

●ゆうわ認定こども園 佐喜真 園長

●ままいー代表 沢岻さん

佐喜真園長は、「自分一人でできることも大切だが、お父さんやお母さん、周囲の力を借りながら成長することも大切」と挨拶し、6色の折り鶴を子どもたちへ贈呈。

活動の効果

スペシャルキッズ祭~地域で繋がり、地域で育つ!共生社会の実現に向けて~

本イベントでは、企画、準備の段階から、はごろも小学校PTAの皆様からも積極的な意見がでて「スペシャルキッズの子ども達がどのようにして楽しめるか。また、ケアなどを必要とした場合の場所の確保や動線はどのようなものがよいのか」など試行錯誤し当日を迎えた。

イベントでは、はごろも小学校の子ども達も、初めて見る車椅子やバギーの子が会場内を通る際に椅子を移動したり、スペースの確保をしたり、また、声掛けをしたり、「なぜ車椅子なの?」と聞いてくる子もいて、スペシャルキッズの子ども達に興味を示す子ども達も沢山いた。

イベント開催の効果として、病気を抱えながらも日々を頑張っている子ども達がいること、できないことは多いけど工夫をすれば色々とできることがあることを知ってもらえたと感じる。

また、スペシャルキッズを支える家族は、社会的孤独感があるが、本イベントを通して地域とのコミュニティを作ることで、孤独ではなく地域社会全体で当事者家族を支えていけるような「共生社会」の仕組みを構築でき、ダンスやアートなどを通して、スペシャルキッズが頑張っている姿を見て、知ってもらうことで、地域学校での受け入れなどを通しインクルーシブ教育の要となり、「地域で育つ」という大きな課題に取り組む事ができるものと考える。

ママ就労サポート講座

講座を開催しての効果として、同じ境遇のママ同士が繋がるきっかけになり、それぞれが自分自身の働き方を改めて考え、気づきを得る機会となった。

●自己実現の重要性:「やりたいことを考え、行動に移す大切さを学んだ」「1人で抱え込まずに相談することの重要性を実感した」

●就労・起業へのヒント:「何でも屋にならず、尖らせることが重要」「お客さんに合わせるのではなく、自分に合う場を作ることが大切」

●自己ブランディングの向上:「インスタの写真は納得いくまで撮影するなど、こだわりが商品販売につながると学んだ」

●コミュニケーション能力の向上:「相手に合わせた話し方の重要性を理解」「妥協せずに自分の想いを届けることの大切さを再認識」

●学びの価値の実感:「とても参考になった」「リアルでの参加者がもっと多ければよかったと感じた」

医療的ケア児保育園交流会

1.共生の理解促進

○園児たちは、医療的ケアが必要な子どもたちと直接触れ合うことで「特別ではなく、同じ子ども」と感じる機会を得た。

○ままいーの利用児も、園児たちと遊ぶことで、楽しみながら社会性を養うことができた。

2.自然な交流の促進

○最初は緊張していた子どもたちも、遊びや音楽を通じて距離を縮めることができた。

○ままいーの利用児が、リトミックでは音楽に合わせて楽しむ姿が見られた。

3.地域の連携強化

○児童デイサービスと認定こども園が協力することで、今後の継続的な関係構築のきっかけとなった。

この記事に関するお問い合わせ先

市民協働課 市民協働係


〒901-2710
沖縄県宜野湾市野嵩1-1-1
電話番号:098-893-4497

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