令和3年度 学生がデザインするまちづくり講座 第2回ニュースレター

令和3年度「学生がデザインするまちづくり講座」
この講座は、宜野湾市と琉球大学が連携して実施するまちづくり講座です。
自治体職員や地域で活動する方の講話、宜野湾市のまち歩き(フィールドワーク)などを通して、高校生、大学生、社会人が宜野湾市の地域課題や地域資源を発見し、解決策や地域活性化策などを主体的考える実践的な講座となっています。
※本講座は、琉球大学が実施する「初級地域公共政策士」資格取得のための履修科目の一つとなっています。
事業実施の経緯
琉球大学では「沖縄産学官協働人財育成円卓会議」の提言を踏まえた人材育成に取り組んでいます。その一環である「初級地域公共政策士」資格プログラムにおいて、「自治体のお題解決プログラム」を実施しています。
令和元年度に、琉球大学と宜野湾市の包括連携協定に基づき、宜野湾市をフィールドとして講座を実施しました。
宜野湾市の近隣には、高校や大学など多くの学校が立地していることから、宜野湾市の人財である若い学生の力を活かしたまちづくりが提案されました。
その提案を受け、令和2年度より琉球大学と宜野湾市が連携して「学生がデザインするまちづくり講座」を実施しております。
令和2年度からは、高大連携の一環として宜野湾高校にも協力いただき、高校生、大学生、社会人が共にまちづくりを考える講座を実施しました。
令和3年度においても、多様な団体と更なる連携を図り、市民協働のまちづくりを推進していきます。
第2回 授業内容
第2回は、市企画政策課の泉川幹夫企画部次長と具志堅展之担当主査による「宜野湾市の総合計画・総合戦略」の講演が行われました。
始めに、泉川幹夫企画部次長より市の概要や人口動態について説明がありました。
- 市のほぼ中央部分に普天間飛行場が立地しており、基地を取り囲むようにまちが形成されている。
- 県平均と比較して高齢人口割合が少なく、年少人口割合や生産年齢人口割合は多い。
- 30代~40代の子育て世代が比較的多い。
- 琉球大学や沖縄国際大学があるため、15歳から24歳の層においては、入学時の転入超過、大学等卒業時の転出超過の傾向がみられる。
次に、市総合戦略についての説明がありました。
- 市の人口推計から産業・経済の動向等を勘案して策定される。
- 人口減少克服・地方創生が目的となっている。
- 国の総合戦略における基本目標を勘案し、取り組みを「雇用」「交流」「結婚・出産・子育て」「地域づくり・連携」の4分野に区分し、2つの横断的な目標を掲げ、施策を推進していく。
そして、総合計画の説明がありました。
- 市の最上位計画となっており、各課で策定する個別計画もすべてこの総合計画に紐づき策定するものとなっている。
- 将来都市像は、「人がつながる 未来へつなげる ねたてのまち宜野湾」となっている。市民参加のワークショップにて、「コミュニケーション」「国際交流拠点」「参画すること」「地域コミュニティの活性化」などのキーワードから、「つながる」「つなげる」という言葉に集約された。
最後に、泉川幹夫企画部次長より「行政に求められるニーズもさらに多様化しています。市民一人ひとりが幸せを感じ、宜野湾に住んで良かったと実感していただけるよう、取り組んでまいりますので、皆様のご理解とご協力をお願いします。」というコメントがありました。
その後、受講生はグループに分かれて、講演を聞いての感想や、受講生が考える市のイメージについて意見を出しあいました。
受講生からは「普天間西地区の開発など多くの事業もあり、基地による負のイメージだけでなく逆にポテンシャルが詰まった地域である事が分かった」「30代40代が多く、子育て世代が増加していることが意外だった。」などの意見がありました。
本授業のテーマは「学生が参加したくなるようなまちづくり」です。
この授業の中から、学生と社会人などが協働で取り組む、市民協働のまちが実現していくことを期待しています。
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講義資料
琉球大学公式ホームページ
この記事に関するお問い合わせ先
市民協働課 市民協働係
〒901-2710
沖縄県宜野湾市野嵩1-1-1
電話番号:098-893-4497
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更新日:2021年10月18日