西普天間住宅地区における平成30年(引き渡し)までの取り組み内容の詳細

更新日:2024年11月05日

キャンプ瑞慶覧(西普天間住宅地区)地区の跡地利用に向けて

キャンプ瑞慶覧地区(宜野湾市部分)は、平成8年12月の「沖縄に関する特別行動委員会」(SACO)の最終報告において、平成19年度末を目途に返還することが合意されました。
これを受けて、地権者と行政との協働により跡地利用の検討を進め、平成15年度に「まちづくり計画」を策定しました。

その後、平成25年4月に公表された「沖縄における在日米軍施設・区域に関する統合計画」において、キャンプ瑞慶覧地区(宜野湾市部分)はキャンプ瑞慶覧(西普天間住宅地区)として、平成26年度またはその後に返還されることが示されました。

キャンプ瑞慶覧(西普天間住宅地区)は、嘉手納飛行場以南の駐留軍用地のうち他の返還予定地に先駆けて返還される大規模な地区であり、跡地利用の先行モデルとして、沖縄に潜在する発展の可能性を最大限に引き出すとともに、後追いで返還予定のキャンプ瑞慶覧や普天間飛行場の跡地利用をけん引する役割が新たに求められています。
そこで、宜野湾市では、キャンプ瑞慶覧(西普天間住宅地区)の跡地利用の方向性を、「住宅系のまちづくり」から「沖縄の発展をけん引する都市機能を持つまちづくり」へと転換し、地権者と共同で跡地利用に向けた検討の具体化を進めることとしました。
その後、平成26年4月に県・市が、平成26年6月に県・市・琉球大学が「国際医療拠点」形成に向けた支援をそれぞれ国に要請し、国際医療拠点の形成を跡地利用の中心とする方向性が明確になりました。
また、平成25年12月に、ゆとりと潤いのある教育環境を求めて、県立普天間高等学校の西普天間住宅地区への移設を求める要望書が、普天間高等学校同窓会から宜野湾市長に提出されました。
これらを踏まえ、平成27年3月に、学識経験者、専門家、地権者代表者、国・県・市の職員からなる「キャンプ瑞慶覧(西普天間住宅地区)跡地利用計画調査検討委員会」を2回開催し、琉球大学医学部及び同附属病院を中心とする国際医療拠点ゾーン、普天間高校の移設を想定した人材育成拠点ゾーン、地権者の土地利用を想定した住宅等ゾーンを設定した「跡地利用基本計画(案)」を取りまとめました。

平成27年度には、平成26年度に作成した「跡地利用基本計画(案)」を基に、地権者意向調査、策定委員会による協議等を踏まえ「跡地利用計画」を作成しました。

キャンプ瑞慶覧(西普天間住宅地区)約50.8ヘクタールは平成27年3月に返還され、沖縄防衛局による不発弾探査や建物の除去などの支障除去措置が完了し、平成30年3月31日には土地所有者等へ引き渡されました。
また、平成27年7月に付帯事項を付して策定された跡地利用計画は、以降、関係機関や地権者の皆様と継続的に協議・検討を行い、平成30年4月にさらなる見直しを行いました。

 見直された人材育成拠点ゾーンについては、県立普天間高校の移設を想定して計画されておりましたが、沖縄県において普天間高校の移設に向けて取り組んだ結果、高校用地の確保は極めて厳しいことが判明し断念となりました。

 人材育成拠点は、沖縄健康医療拠点と並ぶ、二つの拠点施設の一つでしたので、跡地利用計画の変更については、平成30年4月20日に開催した、第14回キャンプ瑞慶覧(西普天間住宅地区)の跡地利用に関する協議会において議題とし、普天間高校の移設に直接取り組んできた沖縄県をはじめ、宜野湾市軍用地等地主会、沖縄防衛局、沖縄総合事務局の各構成員と協議を行い、了解を得た上での変更となっております。

 用地取得、地権者意向及び事業スケジュール等を総合的に勘案した結果、人材育成拠点ゾーンを住宅等ゾーンへと変更しました。

これまでの経緯(年表)

まちづくりの取り組み

特定事業の見通しの公表について

配慮書選定について

行動計画

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