今日の文化課 2026年10月
10月30日 【神山クシヌカーの調査に伴って出てきたものは!?】
先日、神山のマーカーガマを紹介しましたが、10月はその他にもいろいろと基地内の文化財調査に入っています🫡
そこで本日は、神山のクシヌカー調査の様子をお伝えします😁
神山にはメーヌカーとクシヌカーという、人々の日常生活に欠かせない二つの村ガー(湧水)がありました。
そのうちのクシヌカーは、長年の土砂の堆積により現在埋まってしまってはいるものの、場所もはっきり分かっているし、掘れば出てくる可能性も大きかったため、調査に至りました。
場所が分かりやすかったというのは、当時の写真も残っており、ガマ状の中にある湧き水だったため、そのガマ入口が探せれば自ずとカー位置も特定できるというためだったのです。
そのガマ入口がわずかにこのように残っていました。
岩の下に見えている空間です😅
この空間を目印に、まずは草刈りをして、今回は重機で大胆に掘り下げていきます。
ある程度掘り下げたら、遺構を傷つけないよう慎重に⛏️
その深さは人間一人がすっぽり入るほど📏
長年に渡る堆積量がうかがえますよね。
掘り続けると、正面および両側には石積みも検出されました!
まさに当時の姿が蘇った瞬間です😆
そして今回さらなる驚きが!
なんと、調査現場から琉球国時代の測量基準点である「印部石」が出てきたのです!
「かんみ原 祢」と読める気がします🧐
今回の調査では、一瞬にして琉球国時代にタイムスリップした感覚を味わいましたよ😆
今後、宜野湾市を代表する貴重な文化財になっていくことを願っています😃
写真だけにはなりますが、みなさんにもタイムスリップ感、そして当時の人々の生活の息吹や様子が伝わってもらえるといいなと思います♪
10月26日 【空手の日を前に清掃をすると、抜け殻になったアイツが】
先日の10月25日は、沖縄が誇る世界の武術「空手の日」でしたね♪
なぜ10月25日なのかというと、1936(昭和11)年の10月25日に、当時の唐手の大家が集った座談会にて、今後の唐手普及のために名称を「空手」に統一しようと話がまとまったことに由来するとのことです。
その10月25日である昨日は、空手会館にて沖縄県指定無形文化財保持者による「奉納演武」が行われたようですが、来る11月8日には関連イベントとして国際通りを埋め尽くすほどの空手家が世界中から一堂に集まり、一斉記念演武を行いますよ🫡

このように、空手はもはや県内観光誘致の大きな軸の一つにもなっているでしょうし、空手を通して沖縄の事を真に学びたい、理解したいという彼らこそ、我々にとっても理想のツーリストターゲット層として学び気付かされることも多いのではないでしょうか😀
ということで、例年10月~11月は海外からの空手ツーリストも多く沖縄を訪れます。
もちろん我らがジノーンの我如古にあります、空手の大家・本部家の本部御殿墓に訪れる空手家もそれなりにいらっしゃるわけで、その前に掃除もしておかないとね~と今月頭に簡易的にではありますが、清掃してきました🫡


まだまだ暑さ厳しい中、カマの手作業で草刈りをしてきたんですが、10月になっているというのに、危険なアイツの抜け殻を発見してしまいました😅

いちおう草刈りも済ませたので、はち会う危険性は低くなったとは思いますが、参拝される方は念には念を入れ十分気を付けてもらえるようお願いします。
ハブ ア グッドデー🐍
宜野湾歴史の道 講座 見学会の日程が決定しました!
宜野湾歴史の道講座 第三回 現地見学会の日程が決定! (PDFファイル: 1.3MB)
みな様へ
いよいよ10/17(土曜日)10時~12時
令和8年度 宜野湾歴史の道~中頭方西海道編~
第一回歴史の道講座が始まります。
あと数名、受付可能ですよ~!
詳しくは、リンク先のチラシをご覧ください。
また、第三回講座【現地見学会】の日程が決まりました。
12/12(土曜日)10時~お昼12時
西普天間住宅地区 新城範囲
えっ! 宜野湾市内にこんなに自然が残ってるの!
と、驚く場所に近世琉球の宿道(しゅくみち)遺構が残っています。
さらに、沖縄県内初?
山手で発見された石切り場もあります。

見学会は、残り3名可能です。
ご興味のある方、下記にご連絡下さい。
宜野湾市教育委員会文化課
098-893-4430
平日9時~5時(上江田、来間)
10月13日 【圧巻!自然が織り成す造形美!マーカーガマ】
先日、赤道と神山のちょうど境目あたりにあります「マーカーガマ」の調査に行ってきました🫡
といっても基地内にあるので、あまり馴染みはないかと思いますが😅
とにかく巨大なガマで、その自然が織り成す造形美に圧倒されっぱなしでした😯
おそらくはドリーネ状(ガマの屋根が落ちて窪地になった地形)になっている窪地のさらに地下部に発達したガマで、地下部からの高低差は数十メートルにはなっているのではないでしょうか。
なので下りていくのも一苦労。獣道をどんどん進み、ロープを使って慎重に🪢
そして辿り着いた先に現れたのがこのような景色!圧巻!

ガマ中央部には愛知あたりから流れてくるという綺麗な水が流れ、
さらに地下部へと吸い込まれていく。

ここからさらに地下を流れ、最終的には大山のオーグムヤーにつながっているとのことです。(58号の伊佐バス停あたり)
宜野湾の湧水メカニズムを可視化できたような姿でした🤓
本当に自然の壮大さを改めて感じられたのと、この原風景や自然メカニズムをしっかりと後世にも残していかなければならないなと再認識させられました🫡

現地へお連れできないのが心苦しい部分ではありますが、このような形ででも皆さんに紹介し共感を得てもらえれば幸いです😄
10月8日 【首里城から宜野湾へ ―王府と地域をつないだ「歴史の道」―】
琉球王府の時代、首里城は政治の中心でした。首里から各地域へは、王府の布達を伝えたり、人の移動や物を運んだりするための道が整えられていきました。これらの道は「宿道(しゅくみち)」と呼ばれ、現在の主要幹線道路のような役割を果たしていたことは、これまでの文化課のブログでも何度か取り上げてきました。
ここ宜野湾にも、首里から浦添を通って北へ向かう「中頭方西海道」や、普天満宮へ向かう「普天満参詣道」などが通っていました。また、年内の完成を目指して、現在、道東側を中心に復元工事が進められている野嵩スディバナビラ石畳道などには、今もその遺構の一部が残されています。
「歴史の道」は、単なる昔の道ではありません。首里城と各地を結び、王府と地域の人々をつないでいた大切な道です。残された道跡や石畳などから、当時の人々の暮らしや首里とのつながりを感じることができます。
文化課では、今年度も「歴史の道 文化財教室」を下記の日程で行います。宜野湾市の歴史をひも解き、足元から見つめ直す一つのきっかけとして、ご都合のつく方は受講してみてはいかがでしょうか。

さて、首里城といえば、この秋の完成を目指して再建工事も佳境に入り、最終段階を迎えています。そんな首里城と宜野湾とのつながりを、もう一つ身近に感じさせてくれるものがあります。それが、首里城正殿前に立つ「大龍柱」です。

首里城正殿前の大龍柱は、これまでの長い歴史の中で、再建や修復を重ねるたびに、その向きが変わってきたようです。左右の龍が互いに向き合う「相対向き」か、それとも左右とも御庭側を向く「正面向き」か。今回の「令和の復元」においても、歴史認識や新たな史料をもとにした解釈をめぐって、さまざまな意見が出され、活発な議論が交わされてきました。

〈首里城「見せる復興」をテーマに, 復元工事過程を段階的に公開してきました〉
こうした大龍柱をめぐる議論は、歴史に関心を持つ人だけでなく、多くの県民が首里城を身近な存在として見つめていることを改めて感じさせるものでもあります。
伝え聞くところによると、9月の那覇市議会の一般質問でも大龍柱の向きが取り上げられ、行政当局の認識が問われたとのことです。
2024年から、うるま市の工房で制作されてきた首里城正殿の「大龍柱」は、約2年半の制作期間を経て、この7月に首里城正殿前へと運び込まれ、設置されました。現在は最終的な仕上げ作業が進められています。
そして、最終的な龍柱の向きが「相対向き」となったことは、既にご存じの方も多いことでしょう。
では、わったー「じのーん」の龍柱の向きは如何に。

〈宜野湾市体育館2階へと続く正面入り口〉

〈体育館前の「龍柱」拡大写真〉
宜野湾市体育館入口の正面に鎮座する龍柱は、「正面向き」。今日も宜野湾市の繁栄を静かに見守っています。
首里城から宜野湾へと続く「歴史の道」。そして首里城と宜野湾、それぞれの場所に立つ「龍柱」。形や役割は違っても、そこには琉球の歴史と文化を今に伝える、大切なつながりがあるように感じられます。
10月5日 【災難なチンナンを避難です!】
みなさん、最近県内でのニュースにもなっている、外来種であるヤエヤママドボタルの幼虫が本島各地に生息域拡大!の話題をご存じでしょうか。
その名の通り、本来は八重山にしか生息せず、メスは飛ぶことができないため本島内には生息するはずのないホタルらしいのです。
もしかすると人為的に持ち込まれたか、土や植物に紛れて入り込んだことが考えられるとのことですが、なにが問題なのかというと。
このホタルの幼虫、なかなかの巨大さで、手のひらほどの大きさにもなると。
そしてどうにも食欲旺盛&繁殖力強で、住みついた一帯のチンナン(カタツムリ)を片っ端から食してしまうようなのです。
実は、沖縄には希少なカタツムリが多種生息しています。
みなさんも、もしかすると身近な場所で、青味がかった綺麗なカタツムリ「アオミオカタニシ」を目にしたことがあるかもしれません。

こちらのアオミオカタニシも順絶滅危惧種に指定されています。
ん?タニシなのにカタツムリなの?という疑問も出てきますよね🐌
そうなんです、カタツムリというのは本来「陸上に住む巻貝」の総称で、大きく二種類に分けられて、殻に蓋が無い方を「マイマイ系」、蓋がある方を「タニシ系」と定義しているそうです。
なので、アオミオカタニシは本来はタニシに近い一種ですが、「蓋がある方のカタツムリ」と言えるのかなというところです😁 ウチナーグチでは「オールーチンナン(青カタツムリ)」と呼ぶそうです🫡
話戻しまして、ワッタージノーンの貴重な自然環境が残る「イシジャー緑地帯」において、まさかのヤエヤママドボタル幼虫が発見されたとの報告があったのです😱!

これはイチデージ(一大事)!
早速、琉球大学の先生と環境調査会社と、文化課も合同で調査に入り、「災難なチンナンを避難させる大作戦(勝手に今名付けました🤣)」を行ってきたというわけです!
イシジャーに住むカタツムリというカタツムリを一時的に保護して、少し離れた緑地滞に放流避難させてきました🫡
その数、午前中だけで500匹近く😁 こんなにも生息しているんだとびっくり!
彼らの大集合写真も撮りましたが、あまりに強烈なショットなので掲載は控えさせていただきます😅
とにかく初動対応が不可欠とのことなので、良い方向に動いてもらえればと思います。
しかし今回もいろいろと勉強になりました🐌
素人には同じようにしか見えないカタツムリの種類を、ポンポンと仕分けしていく先生と調査員、カタツムリにも幾多の種類があって蓋があるないってことも初耳でした👂
みなさんも、今度カタツムリを見つけた際には、まじまじと観察してみてはいかがでしょうか😄
10月1日 【夕陽のガンマンならぬ朝陽のガンマリー】
今日から10月!しかしまだまだ暑いウチナー😅
今月も絶賛現場活動が多くなる文化課です🫡
今日も朝から西普天間の現場(ディープなヤブの中、名護の屋部あらんどー)へ作業に行ってきましたが、
実は先日に現場でハチの襲来🐝にあった職員がいて😱、ハチ対策もしなければ!ということで、課内で対策グッズを探していたら、こんな最適ハードボイルドチックなアイテムを発見!
その名も「スズメバチマグナムジェットプロ」!つよそー🤣

なんと、拳銃のようなトリガーがあって、折りたたんである持ち手を引き出せば、横にして噴射できるという、まさにマグナム🔫! ん~マンダム!(昭和!)
何の罪もないハチにとっては迷惑でしかないとは思いますが😅
とりあえず護身用に!?持ち歩きながら作業してきました🫡
とくに使う場面は訪れず、幸いみなしごハッチを生み出すこともなく、逆に夕陽のガンマン(昭和x2!)ばりに早撃ちフージーで格好だけはいっちょ前な朝陽のガンマリ(いたずら)でした😂
と、10月早々あんまり意味のない投稿になってしまいましたが、
早くも一年の終盤の始まり!
しっかり作業を進めて、ぎのわん歴史の道国指定!を目指して頑張ってまいりまーす!





















更新日:2026年10月30日