普天間基地内にひっそりと残る遺跡
ハイタイ!
基地内文化財のブログ担当Mです😊。
普天間基地の中にある文化財、今は森に囲まれて静かに残る泉があります。それが「神山クシヌカー古湧泉」🌊。
普天間飛行場内で有識者によって選定された重要遺跡の一つにも数えられていて、地域の歴史を知るうえでとても大切な場所です👆。
日常のクシヌカー
今は立ち入り制限されている基地にありますが、かつては人々の生活を支える場所でした。
神山クシヌカー古湧泉は、自然洞窟に切石を積んで作られたムラガ―(村の泉)です。カーの前にはクムイ(溜池)があり、水がたまる構造になっていました。
この泉の水は、暮らしや行事の中で使われてきました。例えば、出産に関わるウブミジ(産水)や、正月に汲むワカミジ(若水)などに関わる水として使われていたと言い伝えがあります😯。
また、雨が降ると水が濁ることもあり、水質はあまりよくなかったようです。そのため、飲み水としてではなく、主に洗濯の場や男女の水遊びとして利用されていました🫧。
上流には水源となる「クシヌカーガシラ」があり、水量が多いことから、利用者は多かったそうです。
📌ちなみに、「クシヌカーガシラ」は沖縄戦の頃、避難壕として約100人が避難していた場所です。
戦後の新たな仕事
戦後になると、米兵から衣類の洗濯依頼が増え、集落の人々はクシヌカーでこの仕事をしていました。
宜野湾市立博物館提供
宜野湾市立博物館提供
この写真は、1950年代に撮影されたクシヌカーの写真です。石積みが崩れる前の貴重な様子を白黒で見ることができます。
実際に、字神山郷友会の富川さんのお母さんが、ここで洗濯の仕事をされていたそうです。富川さんが幼い頃、よくお母さんのお手伝いに付き添い、様子を見ながら過ごしていたそうです。当時の記憶をもとに、一枚の油絵を描いています!
神山クシヌカー古湧泉(画;富川盛光さん)
とても興味深い素敵な作品ですね😌。
クシヌカーの入口が大変なことに?!
令和6年度の文化財調査で神山クシヌカー古湧泉を訪れた際、思わず「アキサミヨー!」と声が出るような景色に出会いました。洞窟の前には大きなガジュマルが折れ、クシヌカーの入口をふさぐように倒れていました🌳。
2025年03月31日倒木越しのクシヌカー
2025年03月31日クシヌカー
2025年03月31日倒木状況(北から)

まさに、調査ができない状況でした😔。
想定外の事態でかなり焦りましたが、倒木処理を終えて、今年度から神山クシヌカー古湧泉の調査を再開することがでそうです!今後は、調査で明らかになった内容なども含め、少しずつ情報を発信していきます😄。
いつも読んでいただきありがとうございます!👋
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文化課 文化財保護係
〒901-2203
沖縄県宜野湾市野嵩1-1-2
電話番号:098-893-4430
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更新日:2026年04月27日