水道メーターの不適正検針について(最終報)

更新日:2024年06月12日

2024年2月に判明した、水道メーターの検針業務受託事業者(ぎのわん水道サービス合同会社)の検針員(以下「検針員A」という。)による水道メーターの不適正検針を受けて、検針員Aの担当地域の調査内容、対応状況及び再発防止策についてお知らせします。

この度は、利用者の皆様に対しまして、多大なご心配とご迷惑をお掛けしておりますこと、また水道事業に対する信頼を損なうこととなり、心より深くお詫び申し上げます。

第1報 水道メーターの不適正検針について(2024年02月29日発表)

1 概要について

水道メーターの検針業務を受託している、ぎのわん水道サービス合同会社の検針員Aが現場での水道メーターの目視確認を行わず、過去の使用水量等をもとに架空の数値を報告していることが判明しました。受託事業者からの報告によると、令和6年1月25日に利用者からの問い合わせにより12月分の検針票が入っていないこと、また12月検針の数値もご自身で確認している数値と料金システムの数値とに相違があったことから、検針員Aの担当地域を令和6年2月1日より調査を開始いたしました。

調査する中で、不適正検針の疑いがある数値があることから検針員Aに聞き取りをしたところ、検針期日に間に合わせるため、一部地域において架空の数値を報告していたことを認めました。

2 調査結果の内容と対応について

(1)調査内容

2024年2月1日から3月20日に検針員Aの検針地域(1月検針地域:嘉数一丁目・二丁目・三丁目・四丁目、我如古二丁目・四丁目、志真志二丁目、真栄原一丁目、大謝名一丁目・二丁目、真志喜一丁目。2月検針地域:伊佐一丁目、喜友名一丁目・二丁目、野嵩一丁目・二丁目・三丁目、上原一丁目・二丁目、赤道一丁目、愛地一丁目、神山一丁目。)の4,718件を調査。目視確認による再検針を実施すると共に検針員Aからのヒアリングによる調査等を実施した結果、調査で確認された検針数値が検針員Aから報告された検針数値より下回っている不適正検針が121件、また過去の使用水量と比較分析を実施した結果、過大・過少水量が確認できた不適正検針が疑われる事案が517件確認されました。(合計:638件)

(2)当該利用者への対応

利用者へ不適正検針について謝罪すると共に、上下水道料金の口座振替の方へは、3月26日より還付通知を送付し、順次還付を行っています。また、口座振替以外の利用者の方へは、還付手続きに必要な口座振替届出書を5月17日に送付いたしました。

6月5日時点で、調査で確認された検針数値が検針員Aから報告された検針数値より下回っている不適正検針と不適正検針が疑われる事案を合計した件数638件のうち、還付が必要な件数は、218件(還付が完了した件数:158件、未還付件数:60件)で未還付の方々へは、7月末を目途に還付する予定です。還付が不要な件数は、420件確認されています。

なお、利用者からの不適正検針のお問い合わせについては、今後も誠実に対応して参ります。

3 再発防止について

上下水道局は、受託事業者を指導し、再発防止の取り組みを指示しました。受託事業者においては、検針業務の進捗確認等の管理体制の強化、定期的なコンプライアンス研修(不適正検針防止研修を4月30日実施)、定期的に全検針地域において抜き打ち検針調査及び検針数値等の写真撮影を実施し、再発防止に取り組んでいます。

上下水道局においても、すべての地域において委託した検針業務が適切に行われているか確認するため、局職員による全検針地域において抜き打ち検針調査を3月から4月にかけて実施いたしました。なお今後も定期的な抜き打ち検針調査等を実施し、再発防止に取り組んで参ります。

この記事に関するお問い合わせ先

宜野湾市上下水道局 業務サービス課

〒901-2203

宜野湾市字野嵩730番地

電話:098-892-5733