歯と口の健康
11月は歯~がんじゅう月間です!

沖縄県では、県民が歯科口腔保健について関心と理解を深めるよう11月を「歯科口腔保健啓発月間」と定めています。(沖縄県歯科口腔保健の推進に関する条例第9条)
この啓発月間を広く周知するため、親しみやすい月間の名称を公募し、多くの応募の中から「歯(は~)がんじゅう月間」に決定。
からだの健康はお口から!!歯間ブラシやデンタルフロスも使った毎日の丁寧な歯みがきと、かかりつけ歯科医での定期的なケアが歯がんじゅうの秘訣です。
各年代の特徴と対策
◇乳幼児期◇

●乳歯が生え、食べる機能を獲得する時期
●保護者の仕上げ磨きを必要とする
●かかりつけ歯科医を持ち、定期的に健診を受ける
●健診(検診)の受診
1歳半児健診
2歳児歯科検診
3歳児健診
新米ママへ 妊娠・育児のときに(沖縄県歯科医師会)
歯の健康 フッ化物n応用(沖縄県歯科医師会)
◇学齢期◇

●永久歯への生えかわり時期
むし歯予防の最も大切な時期!
●むし歯や歯周病予防につながる習慣を
自ら身につけていく時期
●むし歯予防に効果的なフッ素配合歯みがき剤の
使用
●むし歯の早期治療
●かかりつけ歯科医を定期的に受診
令和4年度 年齢別むし歯がある者の割合及び未処置歯がある者の割合(1歳6か月~17歳)
◇成人期◇

●むし歯や歯周病の増加や悪化が進み
歯の喪失もみられる時期
●妊娠期は体調の変化等により
むし歯や歯周病が進行しやすくなる
●かかりつけ歯科医を定期的に受診
妊婦さんも歯医者へ(沖縄県歯科医師会)
高齢期

●歯の喪失や噛む筋肉の衰えなどにより
口腔機能が低下してくる時期
●歯肉が下がり、歯の根元のむし歯が
増える時期
●デンタルフロスや歯間ブラシの
使用を適切に行う。
●義歯の手入れを適切に行う。
●かかりつけ歯科医を定期的に受診
成人期高齢期の歯の現状(令和3年度県民健康・栄養調査結果より抜粋)
歯を失う原因第1位 歯周病 (沖縄県歯科医師会)
支援が必要な方々(障がい児者・要介護高齢者)

●障害の特性や健康状態などにより
口腔機能が低下し、むし歯や歯周病
のリスクが高まる。
●特性や健康状態をふまえ、周囲の
支援が必要
●かかりつけ歯科医の定期的な診察

歯周病は感染症!
お口の中には絶えず細菌が存在しています。
十分な口腔ケアができていないと、細菌が出す毒素により歯肉に炎症がおこります。
歯肉炎を放置すると、歯を支えている組織を破壊し、歯周ポケットが形成されます。
重度の歯周病になると、歯が自然に抜ける、または歯科医院で抜歯することになります。
放置すると1本にとどまらず、他の歯へも影響が出てしまいます。
歯周病菌の出す毒素はお口から血液に乗って、全身に運ばれます。そして心臓病や糖尿病などの様々病気の原因になります。
糖尿病は歯周病になりやすい?(沖縄県歯科医師会)

歯周病と糖尿病の深い関係とは?
歯周病は糖尿病と相互に悪い影響を及ぼします。
糖尿病をお持ちの方では歯周病が悪化しやすく、歯周病があると糖尿病の血糖コントロールが難しくなることがわかっています。
最近の研究では、歯周病の治療をきちんと行うと血糖値が改善するということもわかっています。
歯と口のケアで健康寿命をのばそう!≪歯がんじゅうの秘訣≫

よくかんで食べる!
だ液には、口の中の汚れを落とし、歯周病やむし歯を防ぐ働きがあります。
よくかむことで、だ液の分泌が増えて、歯を守ってくれます。
ただし、ながら食べは逆効果!

しっかり歯をみがく!
「歯周病」や「むし歯」を予防するには、お口の中の細菌を減らすこと。
起床時や毎食後の歯みがきは効果的です。
睡眠中は唾液が減り、細菌が増えやすいので、寝る前の歯みがきは念入りに行いましょう。デンタルフロスや歯間ブラシ、舌みがき用ブラシも併用することで磨き残しを少なくします。

定期的に歯科健診!
歯と口のトラブルを早期発見、早期治療をするためにも、1年に1回以上は歯科医院でプロのケアを受けましょう。
的確な診断をしてもらい、個人に合ったブラッシングの手法を習うことができます。
歯っぴーセンター(沖縄県口腔保健支援センター) 令和5年6月8日開所

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更新日:2024年11月01日