令和3年度 宜野湾市地域コーディネーター養成講座 第1回講座レポート

更新日:2021年08月12日

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1.宜野湾市地域コーディネーター養成講座 第1回講座開催概要

テーマ:地域コーディネーターとは?

日時:7月18日(日曜日)13:00~17:00

場所:オンライン(zoom)

7月18日(日曜日)地域コーディネーター養成講座の第1回講座が、宜野湾市中央公民館からzoomで配信されました。学校関係者、NPO、学生や地域で活動されている方など約40名の受講生が参加しました。

本講座は、地域で活動する人材や、地域の多様な人や組織、力、資源をつなぐ人材を発掘・育成することを目的に実施しています。主催は宜野湾市、市教育委員会、市社会福祉協議会の3者が連携して行い、特定非営利活動法人沖縄NGOセンターの企画運営で開催しています。

第一回となる今回は、「コーディネーターって何だろう」というテーマで、実際に地域で活動している方の事例紹介や参加者同士のグループワーク、講師のパネルディスカッションを通じてコーディネーターの役割や自分の魅力を生かしたコーディネーター像を考えました。

 

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2.講座プログラム

市長あいさつ/オリエンテーション

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講座の開講にあたり、宜野湾市の松川市長より「受講生同士のネットワークも築きながら、実りの多い受講となるよう期待したい」との挨拶がありました。

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主催する宜野湾市市民協働推進課より、講座の目的の説明があり、講座を企画する沖縄NGOセンターの外山さんから講座の内容説明がありました。

基調講演1 「地域の宝が未来をつくる」

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講師・パネリスト:仲間あずみさん
にぬふぁぶし代表

地域の資源を活用した環境教育やフィールドワーク、さまざまな団体が協働して企画・運営をする防災キャンプを主催。多様な人や団体をコーディネートし、人や団体が助け合いながらプロジェクトを進めています。

講演では、これまでの活動経緯、活動のきっかけ、出前授業やワークショップの取り組みの紹介があり、コーディネーターとして大切にしていることをお話頂きました。

すぐ近くに自然があるのに、子どもたちも自然と接していない、遊び方が分からない。そうした問題意識から、宜野湾市の地域づくり推進事業を活用して親子向けのワークショップを実施してきました。多くの方の協力を得ながら、学校での出前授業や防災キャンプなど様々なワークショップを開催してきました。一人一人の思いや行動が「地域を元気に」します。コーディネーターは何でも屋です。コーディネーターとして大事なことは、情熱を持つことだと思っています。

基調講演2 「教室にホンモノを届ける」

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講師・パネリスト:上間哲朗さん
今帰仁村教育委員会:地域連携兼キャリア教育コーディネーター・元村青年台協議会会長

村内の学校におけるキャリア教育を通じた子どもたちの育成に携わり、地域の人材を活かした出前授業を多数企画しています。

講演では、教室にホンモノを届ける意味、子どもたちのこれまで取り組んだ授業の紹介、地域に出向くことの大切さをお話しいただきました。

地域が持つ教育資源と学校を結び付ける「つなぎ役」として活動しています。社会科、理科、総合的な学習の時間などで、農家、海人、消防士、警察、報道関係者など、地域の様々な人たちの協力を得ながら授業を作っています。一見、遊びに見える授業でも教科と何かつながっていて、横断的な学びになります。教科書に載っていないことをプロは話してくれます。時間があると学校や地域に出向いています。そこから授業が生れます。まずは動いて事例を作っていくことが大事です。

パネリストの活動紹介

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パネリスト:山内一郎さん

(FMぎのわん代表取締役)

地域支援部の活動を紹介していただきました。

 

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ファシリテーター:鹿谷麻夕さん

(しかたに自然案内代表)

環境教育の活動を紹介していただきました。

グループワーク

Zoomのブレイクアウトセッションを利用して受講者が4~5名のグループに分かれ、自己紹介、自分が感じる地域課題、その解決のためにどんな連携が必要かを話し合いました。

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パネルディスカッション

続いて、基調講演をしていただいた、仲間さん、上間さん、活動紹介をしていただいた山内さんに登壇いただき、鹿谷さんの進行でパネルディスカッションを行いました。パネルディスカッションでは、活動をしてみての新たな気づきや、コーディネーターの役割やあり方、今後やってみたいことをそれぞれの立場からお話しいただきました。

活動する中で気づいたこと

まず、活動をする中で気づいたことを話していただきました。「地域にはたくさんの宝があること」「人材が資源だということ」。活動していく中でそうしたことに気が付いたといいます。登壇された3名に共通していたことは、地域に出て積極的にコミュニケーションをとることを大事にしていることでした。

 

自治会との関わり

パネルディスカッションでは、自治会との関係についても話が進みました。加入率の低下など自治会も課題を抱えている中で自治会とどう関わっていくべきなのか。パネリストからは、実は自治会は頼れる存在であり、もっと頼ってもいい。もっと自分から飛び込んでいく必要があるというお話がありました。そして自治会のメリットは自分たちで作っていくことができる、そこにコーディネーターの役割があるのではないか、というお話がありました。

 

コーディネーターとして大切なこと

最後に、コーディネーターとして大事にしていることを伺いました。講師の3名とも、コーディネーターとして、自分が情熱を持つこと、まず自分が楽しむことを大事にしているとお話がありました。

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参加者からのコメント

  • 仲間を集めるには、コミュニケーションが大事だと改めて感じました。
  • 人も資源であるということに気がつきました。
  • 活動するうえで、「自分が楽しむ」ことが大事だという話が印象的でした。

次回講座の案内 【学生とまちの繋がり】

日時:8月15日(日曜日)13:00−17:00

場所:オンライン(zoom)

   ※緊急事態宣言中のため、オンライン開催となります。

内容:実践型ワークショップ1

  • 宜野湾高校の生徒が「統合的な探求の時間」で発案したSDGsの取り組みを学ぶ。
  • 「G1マイプロジェクトアワード」紹介&「ホントにやってみる?」計画を立ててみよう
  • 参加者によるワークショップ

次回の講座は、学生とまちの繋がりというテーマで宜野湾高校生による取り組みを学びながら、高校と地域が連携したSDGsの実現を考えます。

 

問合せ先:宜野湾市市民協働推進課市民協働係098-893-4411(内線2222)
     沖縄NGOセンター 098-892-4758

この記事に関するお問い合わせ先

市民協働課 市民協働係


〒901-2710
沖縄県宜野湾市野嵩1-1-1
電話番号:098-893-4497

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