令和3年度 宜野湾市地域コーディネーター養成講座 第4回講座レポート

更新日:2021年09月29日

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1.宜野湾市地域コーディネーター養成講座 第4回講座開催概要

テーマ:農業と食の繋がり

日時:9月12日(日曜日)13:00~17:00

場所:オンライン(zoom)

9月12日(日曜日)地域コーディネーター養成講座の第4回講座が、オンラインで開催されました。今回の講座では、農業と食の繋がりをテーマに、ハッピーモア市場とサンキューファームの取り組みを学び、観察力を養うことを目的としています。講座には、学校関係者、NPO、学生や地域で活動されている方など約30名が参加しました。

本講座は、地域で活動する人材や、地域の多様な人や組織、力、資源をつなぐ人材を発掘・育成することを目的に実施しています。主催は宜野湾市、市教育委員会、市社会福祉協議会の3者が連携して行い、NPO法人沖縄NGOセンターの企画運営で開催しています。

2.講座プログラム

アイスブレイク

今日のテーマに関わるクイズを出題して、参加者がチャットが答えていきました。

クイズは名桜大学のインターン生が考えてくれました。

講話1:ハッピーモア市場

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ハッピーモア市場の大湾絵梨子氏をお招きして、ハッピーモアの歩んできた道のりや、大切にしていることについてお話を伺いました。そして、入荷している映像や、バックヤードの様子などをも動画で見学しました。

●ハッピーモア市場の歩み

ハッピーモア市場は、2008年オープンして、今年13年目です。最初は、地域の農家さんが作った農産品の直売所として始まりまったといいます。スムージーやバナナケーキなどの商品開発や、イベントの企画など、自分たちにできることを考えてやってきたそうです。現在では多くのお客様に来ていただけるようになったといいます。取引する農家さんも、商品の価値を伝えてくれるということで、農家さんからの口コミでひろがっていったそうです。

 

●お店作りで工夫していること

農薬・化学肥料の不使用こだわっているといいます。トロピカル店は、お店の設計の部分からやっているそうです。農家さんが手間暇をかけて作ったお野菜なので、ちゃんと伝えていくことを大事にしていて、商品説明のポップや、ディスプレイの仕方を工夫をしているといいます。来ていただけるとハッピーになれるようなお店作りを目指しているそうです。

 

●商品選びで意識されていること

県内のお野菜があるときはメインで並べているといいます。こだわったお野菜なので、調味料までこだわって提供したいとのことで、加工品にも力を入れているそうです。無添加のもの、他では買えないもの、手作り感を大事にしているといいます。

アクティビティ1:観察演習

続いてのアクティビティは、ハッピーモア市場の様子を撮影した動画を見て、工夫している点を見つけるワークをしました。動画を見る際には、売り場の配置、商品の魅せ方、店員さんの動きの3つに注意しながら観察しました。グループに分かれて、気づいたことを共有しました。

各グループから気づいたことを発表しました。

(たくさんの点が発表されましたが、一部を掲載します)

・ポップが魅力的で、手に取りたくなる

・店内がナチュラルな印象、立体的な陳列、手書きでのポップが温かみを感じた

・バックヤードが見えて、オープンな感じがしてよかった

講話2:サンキューファーム

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サンキューファームの宮城優さんより、サンキューファームを始めたきっかけ、これまでの歩みについてお話を頂きました。タイモ畑や仕事風景の動画も流れ、現場の様子を見ることができました。

 

●農業を始めたきっかけ

子どものころは、自然が大好きで、タイモ畑が遊びのフィールドだったそうです。子どものころは農業に関心がなかったが、大人になり県外から沖縄に帰ってきてから、子どものころにいた生き物が少なくなっていることに気づいたといいます。そこから農薬について調べ、無農薬栽培を模索するようになり、農業にはまっていったたといいます。

 

●タイモ畑の大変さ

タイモ畑は40ヘクタールほどありますが、稼働率は20%程度ではないかといいます。10年以上前に軟臭病という、連作が引き起こす障害が広がりました。一生懸命やっても収入が少ないため。多くの農家が離れていったそうです。そんな中で宮城さんは、先祖の土地なので、活かしたいという思いで続けているといいます。

 

●新しい取り組み

現在はレンコンづくりや、子どもたちを対象とした、どろんこ体験も行っています。さらに作物を加工・商品化する6次産業化を進めいます。パウダーにしたり、のど飴や麺を作っているそうです。将来は生産、加工、飲食まで行っていきたいといいます。

アクティビティ2:感じたことをグループ内で共有

サンキューファームの宮城さんのお話を聞いて、感じたことをグループ内で共有しました。

 

・お話を聞いて宮城さんのご苦労が伝わりました。

・もっと若い世代が畑や農業に触れる機会が学校でもあったらいいなと感じました。

・「この場所を覚えててほしい」という言葉が心に残った。

・農業から派生して、様々な取り組みを行っているのがすごい。

参加者からのコメント

・実際に生産者の方の話を聞く機会はそうそうないので、とても勉強になりました。

・宜野湾のタイモ、ハッピーモア市場への理解が深まり大変勉強になりました。

・農業の裏側を少し感じる事ができた。宜野湾市の魅力を見つけられた。

・回が進むにつれて皆さんとのコミュニケーションが取りやすくなってきて楽しいです。

 

次回講座の案内  第5回「未来へのアクション」

次回のテーマは、未来へのアクションです。

日時:9月19日(日曜日)13:00−17:00

場所:オンライン(zoom)

内容:クラウドファンディングのノウハウと企画の立て方を学ぶ!

講師:沖縄ガールズスクエア 岩渕裕子氏

 

問合せ先:宜野湾市市民協働推進課市民協働係098-893-4411(内線2222)
     沖縄NGOセンター 098-892-4758

この記事に関するお問い合わせ先

市民協働課 市民協働係


〒901-2710
沖縄県宜野湾市野嵩1-1-1
電話番号:098-893-4497

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