6月23日~29日は男女共同参画週間です!

演劇 あぎじゃび商店
(令和3年10月9日宜野湾市民会館大ホール 宜野湾市男女共同参画推進条例制定記念フォーラム)
【内閣府】男女共同参画週間(6月23日~29日)

内閣府では、「『人材の育成・ネットワークの形成』を軸とした取組を進めるためのキャッチフレーズ」を募集し、応募総数4,946点の中から、「誰でも、どこでも、自分らしく」に決定しました。
誰もが性別等にかかわりなく、職場で、学校で、地域で、家庭でそれぞれの個性と能力を発揮できる「男女共同参画社会」を実現するためには、みなさん一人ひとりの取り組みが必要です。この機会に、男女共同参画について考えてみませんか?
内閣府男女共同参画局 ホームページ

平成11年(1999年)に施行された男女共同参画社会基本法は、男女平等を推進するための法律です。
この法律は、日本国憲法第14条第1項の「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」(法の下の平等)を土台としています。
男女共同参画社会基本法は以下の5つが基本理念とされています。
【男女共同参画社会基本法の基本理念】
・男女の人権の尊重
・社会における制度または慣行についての配慮
・政策等の立案及び決定への共同参画
・家庭生活における活動と他の活動の両立
・国際的協調
法律第13条では、政府は「男女共同参画基本計画」を策定しなければならないとされており、現在は令和12年度末(2030年度末)までの基本認識、令和7年度末(2025年度末)までの「施策の基本的方向」と「具体的な取り組み」が定めらています。
「第5次男女共同参画基本計画~すべての女性が輝く令和の社会へ~(令和2年12月25日閣議決定)」(内閣府男女共同参画局)
また、令和5年6月13日には「すべての女性が輝く社会づくり本部・男女共同参画本部」において、「女性活躍・男女共同参画の重点方針2023(女性版骨太の方針2023)」が示され、5次計画で決定した成果目標の達成や施策の実施に向けた取組の更なる具体化を行うとともに、新たに取り組む事項として、
1.女性活躍と経済成長の好循環の実現に向けて
2.女性の所得向上・経済的自立に向けた取組の強化
3.女性が尊厳と誇りを持って生きられる社会の実現
4.女性の登用目標達成(第5次男女共同参画基本計画の着実な実行)
について、政府全体として今後重点的に取り組むべき事項が定められました。
「女性活躍・男女共同参画の重点方針2023(女性版骨太の方針2023)」(内閣府男女共同参画局)
「SDGs(持続可能な開発目標)」とは?
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、「誰一人取り残さない(leave no one behind)」持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標です。2015年の国連サミットにおいて全ての加盟国が合意した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中で掲げられました。
2030年を達成年限とし、17のゴールと169のターゲットから構成されています。
その17のゴールの「目標 5. ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを行う」において示されており、また、この点は17のSDGs全ての達成において必要不可欠であると、その重要性が明示されています。
今、世界においてジェンダー平等、男女共同参画社会の実現に向けた取り組みが進められています。

日本における「目標5.ジェンダー平等」への取り組み
政府において、2016年5月が「女性の活躍推進のための開発戦略」が策定され、この分野における国際協力を強化することとしており、同開発戦略では、「1.女性と女児の権利の尊重・脆弱な状況の改善」、「2.女性の能力発揮のための基盤の整備」、「3.政治、経済、公共分野への女性の参画とリーダーシップ向上」を重点分野と位置付けています。
具体的には、女性に配慮したインフラ整備や母子保健サービスの拡大、女子教育や理系分野で活躍する女性の拡大、防災分野をはじめとする女性の指導的役割への参画推進等の支援を通じて、女性の活躍推進と質の高い成長を目指しています。
さらに、令和5年3月には「持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けて日本が果たす役割(SDGsアクションプラン2023)」が発表され、重点事項の「People 人間: 多様性ある包摂社会の実現とウィズ・コロナの下での取組」において、「「女性活躍・男女共同参画の重点方針 2022 」等に基づき、あらゆる分野での女性の活躍を推進。」が明記されました。
SDGsの中間年である2023年の重点項目とされたことで、「誰一人取り残さない」世界の実現のため、SDGsの達成に向けた取り組みの加速化が期待されています。
ただ、2022年7月に世界経済フォーラム(World Economic Forum:WEF)が公表した「The Global Gender Gap Report 2022」の中で示された、各国における男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)において、日本は「経済」「教育」「健康」「政治」の4つの分野のデータの総合スコア順位は146か国中116位(前回は156か国中120位)となっており、先進国の中で最低レベル、アジア諸国の中で韓国や中国、ASEAN諸国より低い結果となっているのが現状で、国際社会のスピード感を備えた推進状況と比較すると、男女共同参画の推進状況は、政治分野や経済分野をはじめ非常に遅れたものとなっているため、更なる取り組みの促進が求められています。

本市においては、男女共同参画社会の実現を推進するため、法律が制定された平成11年より早い、平成7年に「21世紀に飛び立つ新しい女と男の『ねたての都市』をめざす宜野湾市行動計画~はごろもぷらん21~」を策定しました。
今年度は新たな計画「第4次宜野湾市男女共同参画計画~はごろもぷらん~」を作成しました。「すべての人が尊重され すべての人が輝く 未来へつながる都市(まち)ぎのわん」の実現に向け、様々な施策に取り組んでまいります。
宜野湾市は、全ての人が平和で安心して暮らすために、平等で多様性を認め合い、あらゆる分野において協働し、権利が保障され、喜びと責任を分かち合うことのできる人権尊重のまちの実現を目指しています。
そのために、市、市民、事業者、教育関係者、自治会及び各種団体が一体となって協働で男女共同参画社会の実現に向けた取り組みを一層進めるための基本的な考え方を定めた、「宜野湾市男女共同参画推進条例」を令和3年3月26日に制定し、令和3年7月1日に施行されました。
条例の概要は以下の通りです。
※条例の全文をご覧になりたい方はこちら(PDFファイル:200.8KB)



男女共同参画支援センターふくふくでは、男女共同参画に関連する「ふくふく講座」を開催しております。
令和6年度は、計8回の講座を企画し開催することが出来ました。ご参加いただいた皆様へ心より感謝申し上げます。
啓発講座を重ねることで、ひとりひとりが男女共同参画に関心を持ち、誰もが性別に関わらず自分らしく生きていける社会の実現に向けて次年度も多くの情報と学びの場をご提供できるように事業に取り組んで参ります。
令和6年度実施 ふくふく講座(募集は終了しています)

令和7年度実施 ふくふく講座
毎年6月の「男女共同参画週間」にあわせて、市ではパネル展を行っています。
昨年度(令和6年度)は、市民図書館・保健相談センター・市役所の3か所で、男女共同参画に関する資料を展示し、多くの方にご覧いただきました。ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
そして、今年(令和7年度)も2か所で展示を行っています。
男女がともに尊重し合い、安心して暮らせる社会について、パネルを通して楽しく学べる内容になっています。
お近くにお越しの際は、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
【令和7年度宜野湾市男女共同参画週間パネル展】
開催期間:6月25日(水曜日)~7月2日(水曜日)
開催場所:市民図書館、保健相談センター
市民図書館


保健相談センター




すべての人が性別等にかかわりなく職場で、学校で、地域で、家庭でそれぞれの個性と能力を発揮できる「男女共同参画社会」を目指しましょう!…とは言っても難しい単語がたくさん。
「聞いたことあるけどどんな意味だろう?」
「目にしたことがあるけどよく分からないな~」
そんな言葉をここでは解説していきたいと思います!
参画(さんかく)
社会の様々な場に、単に「参加」するだけでなく、社会を動かす主体として施策・方針・意思決定の場にかかわることです。
ジェンダー
生まれる前に決定されている生物学的な性「セックス(sex)」に対して、社会的・文化的に形成された性差のことをいいます。また、「女だから」「男だから」や「男は仕事、女は家庭」などのように男女別に期待される役割やイメージのことです。
セクシャル・マイノリティ
性的少数派という意味で、一般的に同性愛者(レズビアン・ゲイ)、両性愛者(バイセクシュアル)、半陰陽者(インターセクシュアル)、トランスジェンダー(性同一性障害を含む)などが含まれます。
ダイバーシティ
「多様性」のことをいいます。また、性別や国籍、年齢などに関わりなく、多様な個性が力を発揮し、共存できる社会のことをダイバーシティ社会といいます。
デートDV
交際中のカップル間におこるドメスティック・バイオレンス(DV)のことです。単なるケンカとは違い、暴力をふるう側とふるわれる側の上下関係が固定化しています。
ドメスティック・バイオレンス(DV)
英語の「domestic violence」をカタカナで表記したもので、略して「DV」と呼ばれます。一般的には「配偶者や恋人など親密な関係にある、またはあった者から振るわれる暴力」という意味で使用されることが多いようです。
無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)
誰もが潜在的に持っている思い込みのことです。育つ環境、所属する集団の中で無意識のうちに脳にきざみこまれ、既成概念、固定観念となっていきます。
メディア・リテラシー
メディア(新聞・テレビ・ラジオ・インターネットなどの情報媒体)から情報を主体的に読み解き、自己発信する能力のことをいいます。一部のメディアにおいては、女性の性的側面を強調したり女性に対する暴力を無批判に取り扱った情報が見受けられることも少なくない現状にあります。メディアの健全な発達のためには、批判的な読者・視聴者の目にさらされることが不可欠であることから、国民のメディア・リテラシーの向上を図ることが必要です。
メンタルヘルス
「心の健康」という意味です。「心の健康」とは、心が病んでいないということだけではなく、個人が一生命体として成熟し生き生きとした心の状態にあり、なおかつ社会の中で快適に適応している状態をいいます。
リプロダクティブ・ヘルス/ライツ
1994年にカイロで開催された国際人口・開発会議において提唱された概念で、重要な人権のひとつとして認識されています。リプロダクティブ・ヘルス/ライツの中心的課題には、いつ何人子どもを産むか産まないかを選ぶ自由、安全で満足いく性関係、安全な妊娠・出産、子どもが健康に生まれ育つことなどが含まれています。また、これらに関連して、思春期や更年期における健康上の問題等生涯を通じての性と生殖に関する課題が広く議論されています。
ワーク・ライフ・バランス
日本語では「仕事と生活の調和」と訳されます。子育て・介護の時間や、家庭、地域、自己啓発等にかかる時間など、個人が健康で豊かな時間を持ち生活ができるよう、個々のライフスタイルやライフステージに応じた多様な働き方の実現を目指す考え方です。
人財育成交流センターめぶきと男女共同参画支援センターふくふくは、サークル活動や研修等で利用できるお部屋を貸し出しています。
詳しくは各センターへお問合せください。
(1)宜野湾市人材育成交流センターめぶき 電話:098-896-1215
市の将来を担う人材を育て、市民の多様な交流を促進することを目的に2003年に設置されました。
学習・研修のための施設貸出
・研修室1・2・3(各15~20名収容・和室有)
その他の設備
・図書室(本の貸出し、閲覧可)・交流スペース・コピー機・女性相談室・エレベーター・駐車場(50~60台)
▶めぶきの詳細ページはこちらをクリック♪
【めぶき研修室1】
収容人数:10~24名
【めぶき研修室2】
収容人数:10~24名
【めぶき研修室3】
和室(12畳)
【めぶき図書情報コーナー】
男女共同参画関連図書が閲覧、貸出できます
【めぶき相談のご案内】 電話:098-896-1215
★面接相談は、希望の日時を電話で予約してお越しください。
宜野湾市人材育成交流センターめぶきには、女性の様々な悩みを相談する窓口があります。
気持ちを話せ整理することが出来て楽になり、少しでも前に進むお手伝いができればと思っています。
電話:098-896-1215 【相談時間】10時~17時(月曜日~金曜日)
※公休日はお休みです。(年末年始、慰霊の日は休み)
相談は無料、通話料は相談者のご負担になります。
(2)宜野湾市男女交流参画支援センターふくふく 電話:098-896-1616
性別にかかわりなく、誰もが自分らしくその個性と能力を発揮することが出来る男女共同参画社会の実現を目指して2014年に設置されました。
学習・研修のための施設貸出
・講堂(最大80名収容)・調理室(20名収容 車いす用調理台1台有)・多目的室(40名収容・フローリング、壁に鏡設置有)
その他の設備
・多目的トイレ(オストメイト対応トイレ、ベビーシート有)・授乳室・交流スペース・エレベーター・駐車場※めぶきと共用(50~60台)
▶ふくふくの詳細ページはこちらをクリック♪

【ふくふく多目的室】
半分に仕切りを入れて使用可能です。
収容人数:20名~40名

【ふくふく調理室】
調理台4台あり、1台は昇降式で車いす対応です。
(ガスコンロ3台・電気コンロ1台)

【ふくふく講堂】
収容人数:60名~80名(最大)
【ふくふく交流スペース】
情報収集や交流ができるスペースです。
こちらでは、国が取りまとめた統計資料の一部をご紹介いたします。
内閣府男女共同参画局のホームページには様々な統計や調査資料が掲載されておりますので、ご興味のある方は下記リンクからご覧ください。
●男女共同参画に関するデータ集(内閣府男女共同参画局)
●男女共同参画白書(内閣府男女共同参画局)※最新の令和5年版(令和5年6月)も掲載









今回の宜野湾市男女共同参画週間パネル展・WEB展に関する感想やご意見、男女共同参画の取り組みに関するアンケートとなります。以下のアンケート入力フォームよりご回答ください。(クリックするとGoogleフォームの入力画面に切り替わります。)
いただいたご意見やご感想は、宜野湾市の男女共同参画社会実現に向けた取り組みの推進に活用いたしますので、ご協力いただきますようお願いいたします。
下のQRからも回答いただけます。
お問い合せ先
市民経済部 市民協働課 男女共同係
人材育成交流センターめぶき・男女共同参画支援センターふくふく
電話:098-896-1215・098-896-1616
E-mail: Kikaku21@city.ginowan.okinawa.jp
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更新日:2025年06月02日