沖縄平和祈念像原型補修工事状況(令和7年1月分更新)
事業・工事概要
普天間飛行場周辺まちづくり事業については、宜野湾市の2箇所の商業地域である普天間地区・真栄原地区を市道宜野湾11号で連携させることにより、地域活性化などを目的に両地区へ交流拠点の形成を図ります。
「沖縄平和祈念像原型」は文化財的、美術的価値があるため、普天間地区へ整備予定である交流拠点施設の展示棟において活用を予定しております。
交流拠点施設の展示棟建設において「沖縄平和祈念像原型」を曳家して建設する必要があることや、展示公開を行うための工夫を図り、永続的保存を目指すため、補修工事を行うこととなりました。
沖縄平和祈念像「原型」復活事業について
毎年、ふるさと納税型クラウドファンファンディングを実施しております。
詳細は、下記のリンクからご確認ください。
注意:令和6年度は終了いたしました。
【令和6年度受付終了~ご協力ありがとうございました~】沖縄平和祈念像「原型」復活プロジェクト
補修工事状況
令和6年3月より実施しておりました補修工事は、令和7年1月末にて工事完了いたしました。
今後の予定としましては、令和9年度、普天間地区交流拠点施設へ展示する際に、再度補修工事及び光背の復元を予定しております。
令和6年5月

光背撤去のための足場設置

光背撤去後の原型
令和6年6月

曳家のため原型基礎下に土台を設置するための工事の一環

原型基礎下をトンネル状に掘削
令和6年7月

原型下へ仮り受け台設置

仮り受け台設置後、原型全体
令和6年8月

曳家を行うためのジャッキの基礎となる耐圧版の打設を実施

耐圧版の打設終了後、原型の新規台座設置
令和6年9月

原型の新規台座へコンクリート打設作業の状況

コンクリート打設後の状況(厚さ40センチ)
令和6年10月

平和祈念像原型10月下旬の状況

原型内部の状況。既存トラストと新規鉄骨がジョイントし、新規鉄骨と原型下新規台座がジョイントしています。
令和6年11月

原型頭部から連弁部にかけての状況

原型内部の木軸を養生。漆喰部分にガラスチョップを貼り付け、樹脂で固めます。
令和6年12月

腹部のヒビ割れ補修状況。漆喰、ニカワ、すさを混ぜたものを詰めています。

糸満市摩文仁の祈念像制作の際の連弁部型取り跡クリーニング。
令和7年1月

原型下部(台座)の補修状況

台座への樹脂含侵と空洞部への発砲ビーズ充填、ヒビ補修を行いました。

外部ヒビ割れ補修、連弁部の樹脂含侵後の状況

補修工事完了
光背は展示棟への曳家後に復元する予定です。
この記事に関するお問い合わせ先
企画部 プロジェクト推進室
〒901-2710 沖縄県宜野湾市野嵩1-1-1
電話番号:098-893-4125
更新日:2025年03月26日