紹介する地域について

更新日:2022年05月27日

紹介する地域

 宜野湾市は、今から351年前、琉球王国時代に14の集落から成り立つ「宜野湾間切(まぎり)」としてできた地域です。

 宜野湾間切ができた当初の村(ムラ)とは、宜野湾・神山・新城・野嵩・普天間・安仁屋・喜友名・伊佐・大山・真志喜・大謝名・宇地泊・嘉数・我如古です。
 その後、150年余前の明治時代前後に首里から宜野湾へ移り住む人びとがいて、彼らによって新しい村(ムラ)がつくられました。その村とは、真栄原・佐真下・志真志・長田・愛知・赤道・中原・上原です。

 今回紹介するしまくとぅばは、宜野湾間切ができた頃の旧14集落の言葉で、新しくできた集落は除いています。

旧14集落地図

▲旧14集落

 

 

 

 

方言地図について

 方言地図で紹介している生き物や生活に関わる言葉は、集落によって同じ言い方もあれば、異なる言い方をする集落もあります。また、調査時に回答が得られなかった集落には、図中に「?」の印をつけています。調査は、1984(昭和59)年と1999(平成11)年の2度、行っており、調査成果はそれぞれ下記の図書に収録されています。
 

1984(昭和59)年調査:宜野湾市文化財調査報告書第8集『方言』
1999(平成11)年調査:宜野湾市史第9巻資料編8 自然・追録編『自然とヒト』
 

 1984(昭和59)年と1999(平成11)年の各調査で、同じ言葉を調査している場合は、2つの地図で表しています。両者を比べると、言葉の広がりや、失われつつある言葉もあることが分かります。

 

 

 

この記事に関するお問い合わせ先

市立博物館


〒901-2224
沖縄県宜野湾市真志喜1-25-1
電話番号:098-870-9317