リチウムイオン電池からの火災にご注意を!
リチウムイオン電池が使用された製品から火が出るなどのトラブルが増えていることから、東京消防庁が、異常を感じたときは使用を控えるよう注意を呼びかけています。本市においてはまだ火災事例は確認されていませんが、私たちの生活の身近にある物なので注意しましょう。
リチウムイオン電池とは
リチウムイオン電池は、小型で大量の電力を必要とする製品(携帯充電器、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、電子タバコなど)に使用されています。一般的に使用されているニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池などと比べて高容量、高出力、軽量という特徴があります。
火災発生状況
- 充電池の仕様に応じた設定で充電しなかったため、過充電となり出火した。
- 専用(対応型)充電器を使用しなかったため、過充電となり出火した。
- 廃棄する際に分解していて、外力により損傷し出火した。
- スマートフォンのイヤホンジャックの清掃や、電池の交換修理をする際に、鋭利なものを差し込んだため内蔵充電池が損傷し出火した。
- 社告・リコール品を使用していて出火した。
- 経年使用による劣化で出火した。
- 電池、制御装置等、製品の不具合により出火した。
これまでにあった事例から、出火前にみられた特徴的な兆候や誤った行動については以下のとおり
- 出火の1~2週間前からバッテリの減りが速くなった。
- 充電中に以前と比較して熱くなっていた。
- 内部から膨張し、変形していた。
- 充電しても、満充電にならない。
- 動作不良を起こしていたが、充電してみた。
- 充電中にパチパチという異音がしていた。
- 充電中に異臭がした。
- 水没したが、時間が経ちまた使用できるようになったので使用していた。
- 夏季の車内など高温となる場所に長時間放置していた。
- 長期間使用しておらず、完全に放電してしまった。
- 充電部分の差込み部分の接触が悪かったが、そのまま使用していた。
- 初期不良で使用できないにも関わらず、繰り返し使用を試みて充電する。
- 専用の充電器で充電したことがない。
- 専用充電器が壊れ、差込みの合う充電器を使っていたが、電圧の確認などはしたことがない。
- カバンなどに入れていたが、カバンを放り投げたりして、強い衝撃を与えていた。
- 小動物を飼育しているが、噛んだり、唾液が付着したことがある。
- 廃棄の際に分別のために分解する。
- スマートフォンなどをズボンの後ろポケットに入れたまま座ったりして、強い外力を与えた。
以上のような兆候が現れた時には使用をやめ、各製造会社や販売店へご相談ください。また、兆候が現れない場合でも火災に至るケースもありますので、上記のような誤った行動は控えるとともに、取扱説明書を熟読した上で使用しましょう。
お問い合わせ
消防本部予防課
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更新日:2020年06月30日