平成30年度 宜野湾市訪米要請行動について(報告)
返還合意から22年が経つ今なお宜野湾市民が抱える未だ変わらない過重な基地負担の現状と、これ以上普天間飛行場を絶対に固定化・継続使用することは絶対にあってはならないという地元の生の声を直接伝え、普天間飛行場の一日も早い閉鎖・返還と、返還されるまでの間の危険性除去及び基地負担軽減の実現を昨年に引き続き改めて要請しました。
ワシントンD.C.では国防・国務両省の日本部長をはじめとする米国政府関係者及び、米国政府の政策形成に影響力を持つシンクタンク関係者と面談し、ハワイでは、米軍関係者とそれぞれ面談をいたしました。
面談先においては、普天間飛行場を抱える本市の厳しい実状を訴え、問題の早期解決のため下記の6項目を要請いたしました。
- 普天間飛行場を絶対に固定化・継続使用せず、一日も早い閉鎖・返還を実現すること
- 日米両政府の真摯な協議の下、普天間飛行場の返還期日を早期に確定させること
- 返還されるまでの間の普天間飛行場の危険性除去及び基地負担軽減について、市民が実感できるよう、日米両政府においてこれまで以上の取り組みを行うこと
- 日米間で合意されている「普天間飛行場における航空機騒音規制措置」を厳格に遵守するとともに、市民が特に苦しむ夜間飛行及び住宅地上空における旋回飛行訓練を行わないこと
- 普天間飛行場所属の米軍機による事故や緊急着陸等の事案が相次いでいる現状を踏まえ、同様な事案が二度と起こらないよう、原因究明とともに、再発防止策を確実に講じ、安全管理の徹底を図ること
- 普天間飛行場に配備されているMV-22オスプレイを他の拠点へ移駐すること
各要請先では、返還合意の原点である、まちの真ん中にある普天間飛行場の早期の危険性除去が最優先であるということを改めて確認するとともに、すでに22年が経過しており、早期の解決が最も重要であるという認識を共有し、今後も普天間飛行場の一日も早い返還に向け、協力して取り組んでいくことを確認しました。
また、返還後の跡地利用を見据えた人材育成の観点から取り組んでいる本市中学生の海外留学事業について紹介するとともに、留学時に米国政府関係者との面談や施設見学等が実現できるよう日米両政府の協力を要請しました。
訪米日程
日付 |
内容 |
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5月21日(月曜日) |
東京発/ワシントン着
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5月22日(火曜日) |
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5月23日(水曜日) |
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5月24日(木曜日) |
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5月25日(金曜日) |
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5月26日(土曜日) |
ハワイ ホノルル発/沖縄着(翌日) |
要請文
普天間飛行場問題の早期解決に向けた協力について(要請)【日本語】 (PDFファイル: 103.3KB)
配布資料
「まちのど真ん中にある普天間飛行場」【日本語】 (PDFファイル: 4.5MB)
「MCAS Futenma:Lpcated in the Center of the City」【English】 (PDFファイル: 4.2MB)
その他資料
カケハシ・プロジェクト(TOFUプログラム)参加者報告会 (PDFファイル: 142.7KB)
訪問先での様子
新米安全保障センター(CNAS)
パトリック・クローニン
アジア太平洋安全保障プログラムの
シニアアドバイザーおよび上級部長
国務省
ジュリー・チャン
国務次官補代理代行兼日本部長
マデリーン・ボルダリオ
連邦下院議員
NSC国家安全保障会議
(左)マット・ポッティンジャー 大統領補佐官・アジア上級部長
(右)エリック・ジョンソン 日本・大洋州部長
この記事に関するお問い合わせ先
基地渉外課 基地渉外係
〒901-2710
沖縄県宜野湾市野嵩1-1-1
電話番号:098-893-4462
更新日:2020年06月30日