普天間飛行場における泡消火剤漏出事故に係る水質検査について
【概要】
令和2年4月10日に発生しました普天間飛行場における泡消火剤漏出事故に起因する有機フッ素化合物環境実態状況を確認するため、以下のとおり水質検査を行いましたので公表いたします。
本市といたしましては、今回の事故は絶対にあってはならず、国・米軍に対し強く抗議するとともに、事故原因と詳細について、再発防止策も含め、その内容を早急に説明すること等を要請しており、今回の事故に対する市民の不安が早急に払拭されるよう引き続き取り組んでまいります。
※令和2年4月13日、4月14日 関係機関へ抗議・要請「普天間飛行場における泡消火剤漏出事故について(抗議・要請)」
【採水年月日】
令和2年4月13日、令和2年4月16日
【採水地点】
別紙1 水質検査採水位置図 (PDFファイル: 467.0KB)
地点番号 | 場所 | PFOS | PFOA |
PFOS PFOA 合計値 |
PFHxS | 備考 |
1 | 比屋良川上流側 | 3.8 | 5.3 | 9 | 2.5 |
採水課 下水道施設課 |
2 | 比屋良川下流側 | 13 | 7.5 | 20 | 6.2 | |
3 | トロピカルビーチ(午前) | 2.1 | 0.3 | 2 | 0.6 |
採水課 環境対策課 |
トロピカルビーチ(午後) | 2.4 | 0.4 | 2 |
0.6 |
||
4 | 宜野湾漁港 | 0.9 | 0.3 | 1 | 0.6~0.7 | |
5 | 大謝名小学校(池1) | 44 | 7.6 | 51 | 22 | |
大謝名小学校(池2) | 18 | 6.5 | 24 | 17 |
併せて、湧水を活用している3地点についても水質検査を行いましたので、公表いたします。
地点番号 | 場所 | PFOS | PFOA |
PFOS PFOA 合計値 |
PFHxS |
備考 |
6 | ヒヤカーガー(湧水) | 95 | 22 | 110 | 54 |
採水課 環境対策課 |
7 | メンダカリヒーガー(湧水) | 510 | 34 | 540 | 120 | |
8 | はごろも小学校 | 390 | 32 | 420 | 120 |
地点番号 | 場所 | PFOS | PFOA |
PFOS PFOA 合計値 |
PFHxS |
- | ヒヤカーガー(湧水) | 170 | 31 | 200 | 75 |
- | メンダカリヒーガー(湧水) | 490 | 33 | 520 | 100 |
引用元 沖縄県環境保全課 令和元年度夏季調査結果(令和元年9月調査)
備考:上記の測定結果については、「環境基本法に基づく環境基準の水域類型の指定及び水質汚濁防止法に基づく常時監視等の処理基準について(平成25年3月27日環水大水発第1303271号)」に準じ、有効数字2桁(3桁目切り捨て)としているほか、合計値はいずれかの物質が検出下限値未満の場合は検出下限値を用いて計算している。
【検査項目】
- PFOS(ぺルフルオロオクタンスルホン酸)
- PFOA(ペルフルオロオクタン酸)
- PFHxS(ペルフルオロヘキサンスルホン酸)
有機フッ素化合物であるPFOS・PFOAに関しましては、国内において公共水域や地下水における基準値は設定されておりませんが、現在環境省において、公共用水域及び地下水における要監視項目として新たに追加し、その暫定的な指針値を「ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)の量の和として、0.00005ミリグラム/リットル(=50ナノグラム/リットル)以下」とする旨で取り扱い見直しの検討が進められております。
【お問い合わせ先】
採水地点番号1,2について:上下水道局 下水道施設課 連絡先(098-892-4156)
採水地点番号3,4,6,7について:市民経済部 環境対策課 連絡先(098-893-4505)
採水地点番号5,8について:教育委員会 施設課 連絡先(098-893-4496)
泡消火剤漏出事故に関すること:基地政策部 基地渉外課 連絡先(098-893-4462)
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更新日:2020年07月10日