今日の文化課 2025年6月

更新日:2025年06月26日

6月26日 【驚愕!自然パワーの浄化作用@野嵩クシヌカー】

昨日は警報級の豪雨でしたが、皆さんの周りに大きな影響などはありませんでしたでしょうか😅

文化課ではその豪雨による、なんとも面白い現象を確認できました😄

実は先週の文化財パトロール時に、野嵩のクシヌカーで大量の「藻」が発生しているのを確認し、今週に除去作業を行う予定を立てていたんです。蒸し暑い晴れが続いていたからでしょうか。

↑すごい量ですよね😅

こんな異常発生は個人的には初見かもです😶

そして今日の午前、気合を入れて網やレーキを積んで現場に向かったところ、

泉を見てクリビツギョーテン😬

まさかひゃー!

あの大量の藻が綺麗サッパリ消え去っていたのです!

そうなんです、

昨日の強烈な豪雨が勢いよく泉内を打ち付け、一気に水が中から溢れだし、大量の藻も排水と一緒に押し流された!と思われるのです🫡 (まさか誰かさんが清掃してくれた??)

気合入れて行った分、肩透かしを食らったような感もありましたが😅

自然パワーのナチュラル浄化力を目の当たりにしました😃

暑い日が続きますが、クシヌカーで涼をとってみてはいかがでしょうか♪

6月24日 【沖縄戦の中の宜野湾 ~戦後80年をむかえて~】

昨日は、戦後80年の節目となる「慰霊の日」でしたね。

しっかりと戦争について考える一日となりましたでしょうか。

どんどん戦争体験者が減っていく中、我々世代はその悲しさ、虚しさ、悔しさの声を直に自分の耳で聞けて、感情を肌で感じ、それを後世に伝えていく大事な役割をも担っているのだと思います。

平和学習施設への来館者が年々減ってきているというのも、戦争歴史の風化につながらないかが懸念されます。

ぜひ、今一度自分事として考えていきましょう。

さて、ここ宜野湾市でも、市立博物館において戦前から戦中、戦後までの当時の宜野湾の様子を紹介する企画展が行われています。

身近な場所における戦争の影響、村の人々は戦中どのような行動をとったのか、収容所生活の様子、村の移り変わりなど。

身近な場所だからこそ感じる、気付くことは多いかと思います。

ぜひ、この機会に博物館へ足を運んで、まず自分の身近なところから興味を持ち、その輪を少しづつ広げていきましょう!(宜野湾市の博物館は入館無料&常設展も充実していますよ😄)

6月20日【週後半は西普天間住宅地区で発掘調査!】

今週前半の文化財パトロールとは打って変わって、昨日今日は西普天間の現場発掘調査を行ってきました😁

実は今回試掘調査したあたりには、戦前まで使われていた湧水や古道があったという予測はついていて、戦後米軍基地が造られた際に埋められてしまったものの、返還を迎えた今、もう一度その湧水と古道を掘り出そうと取り組んでいます⛲

調査するポイントを決めて、今回は幅1m、長さ約5~6m、深さ数10センチ~数メートルほどの溝(トレンチ)を掘り、その地中からかつての遺構を探し出す作業です♪

と、なんとなんと!まだ何の遺構なのかははっきりとは分かりませんが、おそらく歴史が詰まっていそうな遺構が出土ましたよ😬

続編をお待ちください😆

6月18日 【今週1お勧めジノーン文化財はこちら!】

さ~本日も文化財パトロール行ってきました!

昨日に続いて今日も暑かったですね~😅

さて、そんな中、ちょうど本日シルバーさんに清掃入ってもらった文化財があります♪

それが【野嵩スディバナビラ石畳道:市指定史跡】

毎度感心するほどの仕上り方😆

ぜひ週末にでも、綺麗さっぱりのスディバナビラ石畳を歩いてみてくださいね♪

 

6月17日 【梅雨明け6月文化財パトロールは草刈りから】

本日から梅雨明け後の文化財パトロール始まりました😁

想像を超えてくるウチナーの暑さ😅

熱中症対策もしっかりして、まわってきましたよ♪

ただ今日は、メインの作業に本部御殿墓の草刈りを充てたので、廻る箇所は少なく、作業内容を濃く😂

おかげで体の色まで濃くなりました😂 真っ黒こげ🌞

↑ビフォー

↑アフター

↑ビフォー

↑アフター

これからますます暑くなりますので、

よければ早めのご見学などいかがでしょうか~♪

熱中症対策もお忘れなく😄!

6月13日 【普天間門前広場はまだまだ序章!こんな未来が待っている!】

あいえな!ちゅーや「13日の金曜日」やしが🫣

うとぅるさぬ(恐ろしい)ハッピーフライデーだや😆

どっちよ🤣

最近の子供たちには、ジェイソンがやってくる「13日の金曜日」なんてのは通じないのかもしれないですね😅 「ワーイジャパニーズ!?」の厚切りジェイソンを思い浮かべるのかも🤣

さて、まだ普天間ネタで続けますよ♪

というのも、ちょうど本日13日の金曜日スタートの宜野湾市のクラウドファンディングがありまして、

【原型を復活し 宜野湾市から平和を発信! 平和祈念像『原型』復活プロジェクト】

となっています!

これまでにも何度かこちらのプロジェクトをお伝えしておりますが、

今回は「ふるさと納税」にも対応した形のクラウドファンディングとなっているんです♪ ですので、「生まれ育ったふるさとに貢献できる」、「自分の意思で応援したい自治体を選ぶことができる」システムの納税を行い、返礼品も得ながらクラウドファンディングにも参加することができるわけなんです😄

ただ、、逆にこのシステムは宜野湾市民が宜野湾市に納税して返礼品をもらうことができないので、、市外に住む大勢の「ジノーンラバー(宜野湾愛者)」に多額のご寄付・納税をして頂けるようバンナイ(たくさん)アピールしていきましょう😁

プロジェクトの詳細はこちら

ぜひシェア拡散などしてくださいね♪

こちらの平和祈念像原型は、制作当初から現在まで変わらず普天間のアトリエ内に鎮座しています。

普天間高校の隣ですね。

(↑現在は建物解体工事に入り、中をのぞくこともできません)

このあたり、最近ものすごく開発が進んでいますよね?

キンタコも移転しましたし😅 三角食堂も閉店してしまいました🥲

昭和感あふれる建物たちが建替えられていくのに少し寂しさもありはしますが、

実はこの大規模開発は先日お伝えした「普天間門前広場」とも大きく関わっていて、

この普天間中心部一帯が新たな「まちづくり事業」の対象エリアとなっていてるんです🏬

将来的には、かつて宜野湾が誇った松並木「ジノーンナンマチ」の一部を再現し、普天満宮・普天満山神宮寺へ参詣道を通す計画となっているんですよ😆

想像するだけでワクワク~しますよね♪

そして平和祈念像原型も、新しい展示室内にて見学することもできるようになります😄

その際、クラウドファンディング・ふるさと納税で累計50,000円以上の御寄付を頂けた方には、名板へのお名前表記という特典も付いてきます😄

ぜひ、みなさんからのご寄付、そして世界の「ジノーンラバー」たちへのご参加呼びかけのご協力をお願いいたしまーす😃

ゆたさるぐとぅ、うにげーさびら😆👍

ハッピーフライデー✨

6月12日 【普天間に新たな新名所!「普天間門前広場」】

普天間つながりという流れで今回はこちらを紹介😁

この先、普天間、いや宜野湾市を代表する新名所となっていくであろう、

「普天間門前広場」⛩️

を御存じでしょうか😆

しばらく普天間近辺には訪れたことない、という方はその変貌ぶりにびっくりすると思いますよ♪

わったーじのーん普天間には、琉球王府から特別の扱いを受けた「琉球八社」の一つ「普天満宮」がありますね🙏 お隣には普天満山神宮寺もあります。

かつては琉球国王や王子も首里からジノーンナンマチ(宜野湾松並木)を通って参詣されていたんですよ🤴

その由緒ある普天満宮、神宮寺の手前のスペースが今、なんともクリビツギョーテン一大交流広場に変身しているのです😃 

こちらのスペースでは、お祭りや出店屋台、イベントなどを行うことができ、その名もなんと「普天間門前広場」と名付けられました⛩️

気持ちよく開けたスペースに近代ならではのデジタルサイネージも設置され、地面からはミストが噴霧されるという癒しの空間にもなっているのです!

そして実は、ちょうどこのあたりには歴史的にも興味深い遺構が残っていて、そのことについて紹介している案内板も設置しています😁

それがこちら!「普天間旧道跡(ティラヌメー)」案内板!

実は戦前までは、現在の県道81号はまだまだ走っておらず、伊佐から普天間までの道(県道)はちょうどこのあたりを走っていました。

「寺」の前を通る道ということから「ティラヌメー(寺の前)」と呼ばれていました😀

参拝者で賑わう活気ある通りだったようですよ♪

ただ、その案内板は広場の縁に設置してあるので、見落とさないようにしてくださいね😅 

でも、敢えて縁に設置しているのにも意味はあるんです♪ 案内板のちょうど前がヒントです。

普天満宮は外国人にも人気のある場所なので、英語での案内も表記しています♪

そのあたりも含めて、ぜひ見学に訪れてみてくださいね😁

続きは次回!

あとからやー😄👋

6月10日 【普天間の歴史を紐解けば見える景色も違ってくる】

ちょっと途切れてしまっていましたが、再び「宜野湾市自治区文化財案内板シリーズ」も再開していきましょう😄!

今回は「普天間」!

普天間にも実は、一区、二区、三区と3つの自治区・自治会があります。

正直、市外からの方だと、、3区のどの公民館もなかなか迷宮レベルで😅 グーグルマップ無しにはそう簡単には辿り着けないかもしれません😅

ただ、こういうところにも実は沖縄独特の歴史が関わっていて、そのあたりまで含めて現地を巡ってもらえると、景色の見え方や感じ方がまた一つ違ったものになるのではと思います😀

もともと普天間集落というのは、戦前までは普天満宮・神宮寺の西側、現在米軍の海軍病院が建つあたりに広がっていました。

さらに遡ると、普天間はもともとから宜野湾の一部ではなく、中城間切の一つのムラだったのです🙂

1671年、王府の命で浦添間切から10、中城間切から2、北谷間切から1、そして新たに真志喜ムラを新設して合計14のムラからなる「宜野湾間切」が創設されました🧐

しかも、当時の普天間は「寺フテーマ」、同じく中城間切の一部だった野嵩は「前フテーマ」と呼ばれていました。

寺フテーマの「寺」は「普天満宮・神宮寺」のことですね。そしてその寺より「前」、いわゆる首里王府に向かって手前にあるので「前フテーマ」と呼ばれていました。

その後廃藩置県を経て、琉球国は沖縄県となり、間切も「村」となって宜野湾間切も「宜野湾村」となっていくわけです。

そして沖縄は第二次大戦での激戦地となり、米軍による土地接収で土地を奪われ多くの県民は収容所生活を強いられます。ようやく帰村が許可されても、住んでいた場所がすでに米軍基地となっていて戻れない土地がたくさんありました。

そう、普天間の旧集落もまさにそうだったわけなんです。

するとどうにか空いている場所を探して人が移り住み、さらに人が集まり、新しい集落が形成されていくわけなんですよね。

お隣の野嵩が巨大収容所だったこともあったでしょう、また生きるために米軍基地へ働き口を求める人が集まってきたこともあったでしょう。

ただ、もともと普天間は中頭郡役所、農事試験場、王家ゆかりの普天満宮もあり中部の中心地でもありました。

人が集まれば、その集まった人々が求める日常サービス業(飲食、散髪、洗濯、娯楽など)も必要になってきます。

普天間は一気に人口密集地となっていきました。一時期は市役所も普天間にありました。

これらの歴史が自治区を3つも持つ由縁であり、公民館が入り組んだ場所にあるということもにつながっているはずなんです🙂

実は表通りから一歩中に入って集落を歩いてみると、今でもその当時の面影を残す小道や建物が残っているエリアもありますよ😃

普天間一区公民館への往路もそんなノスタルジーを感じられる通りとなっていますので、ぜひ機会あれば普天間のまちを歩いて歴史を感じてみてください♪

文化財マップにも面白い情報たくさん載っていますので、チェックしてみてくださいね♪

6月6日 【小学生からのメッセージになだそーそー🥲】

4月末に行いました、市内小学校のまちたんけん課外授業「のだけたんけん」の感想文が送られてきました~😆

まず嬉しかったのが、「野嵩クシヌカー」の絵を上手に書いてくれていたこと😃上手!

そしてそれぞれの生徒が、まちたんけんを経て自分たちの地域の歴史、文化財について興味を持ち、他の文化財も見てみたい、他の地域もまわってみたいと書いてくれていたのを読むことができて、やって良かったな~と心底思いました😁

自分たちの地域、地域に纏わる歴史・文化を知ることはとっても大切だと思います♪

そこに親や祖父母、そして先人たちへの感謝も表れてきますし、自分たちも故郷を大事にしていこうという気持ちが芽生え、ゴミ捨てなども自ずと減っていくものなんだと思っています😄

これからも積極的にこのような学び活動は行っていきたいと思います♪

興味のある学校、教育関係者の方々、ぜひご一緒にいかがですか🫡

6月5日 【古木から読み解く王府時代の集落の軌跡】

先日、市内某所にて古木についての調査、聞き取りを行ってきました🫡

対象の古木は「フクギ」🌳

フクギといえば、台風の多い沖縄において屋敷を強風や海風から守ってくれる防風林として重宝されてきました💨

また、伝統的な染物の染料「黄」の色が採れる重要な木でもあります。

今でも昔ながらの風景が残る、「備瀬のフクギ並木」、「今帰仁今泊のフクギ屋敷林」などが有名ですね♪

さすがにあそこまでの規模ではないのですが、宜野湾にもかつてはフクギ並木・屋敷林であったであろう古木がわずかに存在します。

そのうちの一つがコチラ!

結構スゴいでしょう~😆

フクギは成長が遅く、ゆっくりガッチリと育ち根を横ではなく下に伸ばすようで、頑丈であり根も屋敷や石積みに悪さをしないことから防風林・屋敷林としては最適だったようです。

そして逆に考えると、これらのフクギの樹齢が分かれば、だいたいどのくらいの時代にその集落が創られたのか、もしくは旧集落からその地にいつ集落移動してきた可能性があるのかが分かる!ということでもあるんですね~♪

集落の歴史を知る上で、古木たちは大事な生ける証言者にもなり得るということなです😃 すごいですよね~!

ちなみに、樹齢って年輪見れば分かるんじゃないの?と思いがちですが、木の種類によっても大きく違うようで、フクギのような広葉樹では年輪だけでは測定できないようなんです。

そのあたりを、市内にわずかに残るフクギ並木や屋敷林を比較調査し、集落の創設・移動などの年代、屋敷林に対する歴史的価値や重要性をも明らかにしていきたいと考えています🫡

皆さんのまわりにも、これは相当古いフクギだはずよ!これは屋敷林だったはずよ!と思える木々などがありましたら、ぜひお知らせくださいね♪

6月3日 【つゆーか、梅雨の影響?倒木注意!】

6月に入りましたねー!

6月はみんな大好き「みなすき」😁

あらんよ「水無月」💧

ちなみに「水無月」の「無」は「ない」の意ではなく「の」の意で、「水の月」という意味を表しているんだそうです😃

それだと納得ですよね😁☔

沖縄では今年、平年よりだいぶ遅い梅雨入りとなりましたが、なんか雨の降り方がやっけーしーじゃーのようじゃありません😅?(厄介な先輩のたとえ)

本日、小禄墓の現地調査に行ってきたところ、この数日間の局地的な大雨のせいでしょうか、、結構な規模の土砂崩れが起こっており、大木が何本も河川に倒れ込んでいました🌲

この規模を完全に処理するのはちょっと時間がかかりそうですね。

ひとまず人力で動かせそうな倒木は動かして、遊歩道を通れるようにはしていますが、まだ倒木、土砂崩れの可能性がないとは言えないので、特に大雨や強風の際には見学を控えてもらえるようお願いします。

文化課では、近く小禄墓の案内板を設置する予定ですよ😄

より多くのみなさんに興味を持ってもらうことで、小禄墓の謎、ひいては琉球の謎が解明していくのではないか!?と楽しみにしています😁♪